RLogin (2.29.8) 2024/09/24

RLoginは、Windows上で動作するターミナルソフトです

プロトコルはrlogin,telnet,ssh(バージョン1と2)の3種類に対応し遠隔でのサーバーメンテナンスを考えて安全な暗号化通信をサポートしています

漢字コードは、EUC,SJIS,UTF-8などに対応しISO-2022によるバンク切り替えで様々な文字コードが表示できます

画面制御としてxtermに準じたエスケープシーケンスなどに対応しANSIやvt100コンソールとして使用する事ができます

1. プログラム概要 3. 各種オプション設定 5. 使い方説明
  1. 対応しているターミナルプロトコル
  2. 対応している漢字コード
  3. インストール・アンインストール
  4. プログラム・ヒストリー
  5. ソースのコンパイルについて
  6. 使用しているライブラリなど
  7. RLoginの使用に関して
  1. サーバーのオプション設定
    1. COMの通信設定
    2. 環境変数の設定
    3. チャットスクリプトの設定
    4. プロキシーサーバーの設定
  2. 通信共通のオプション設定
  3. プロトコルのオプション設定
    1. 暗号方式などの設定
    2. 認証キーの設定
    3. ポートフォワードの設定
    4. 端末モードの設定
  4. スクリプトのオプション設定
  5. スクリーンのオプション設定
  6. 制御コードのオプション設定
    1. ESC/CSI/DCSの設定
  7. 拡張機能のオプション設定
  8. ヒストリーのオプション設定
  9. クリップボードのオプション設定
  10. マウス関連のオプション設定
  11. フォントのオプション設定
    1. 文字セットのIconv設定
    2. 各フォントのパラメータ設定
    3. UNICODEのブロック設定
    4. ISO646の文字設定
  12. カラーのオプション設定
  13. 背景のオプション設定
  14. キーボードのオプション設定
  15. キーコードのオプション設定
  1. 文字色の一括変更
  2. ログイン手順の自動化
  3. 文字表示が停止する
  4. Ctrl+Vでペースト
  5. SSH2でのユーザー認証
  6. SSHでの公開鍵認証
  7. ダイアログフォントを変更する
  8. TERM環境変数の設定
  9. フォントの設定
  10. 通信ログの設定
  11. ウィンドウの分割
  12. スクリプトのサンプル
  13. SSH2での各種選択
  14. マウスによる範囲指定
  15. 外観の設定
  16. SSHによる多段接続
  17. 罫線が表示されない
  18. ファイル転送
  19. RLoginの多言語化
  20. 各種キーのコード
  21. 音楽を奏でる
  22. SSHエージェントを利用
  23. 外観の色設定
  24. フォントの表示品質
  25. UTF-8の文字サイズ変更
2. 基本操作の説明
  1. メニューの説明
  2. コマンドラインでのオプション
  3. 各種ウィンドウの操作
  4. サーバーの選択・設定
  5. ペースト確認の操作
  6. ファイルのアップ・ダウンロード
  7. エスケープシーケンス一覧
  8. スクリプト仕様書
  9. 正規表現仕様書
4. 各種ウィンドウの説明
  1. Tek40xx/41xxウィンドウ
  2. ReGIS/Sixelウィンドウ
  3. シリアルモニター
  4. トレースウィンドウ
  5. コマンド・ヒストリーウィンドウ
  6. ツールバーのカスタマイズ
  7. リソースをファイルに保存
  8. SFTPによるファイル転送

1.1 対応しているターミナルプロトコル


rlogin 通信に関してオーバーヘッドがありませんがセキュリティーの考えが無いに等しいです。このプロトコルは、安全なローカルネット(無線LANは無防備?)以外では、使用しないのが普通で、まったく盗聴、偽装などを防げません
telnet telnetプロトコルは、サーバーにて自動認証・暗号化以外での接続を禁止すればグローバルなネットでの使用でも比較的小さなオーバーヘッドで通信が可能だと思いますが、現在では、暗号化の方式などがかなり古いのでグローバルでは、使用しないほうが無難です
telnet
ユーザー認証 SRA
暗号方式 DES_CFB64, DES_OFB64
ssh 1/2 グローバルなネットで最も安全なのは、SSHプロトコルを使用しさらに公開鍵認証のみで接続するようsshサーバーで設定することです。ただし事前に公開鍵を作成してサーバー側に設定しなければ接続できないので自由度が低いですが、盗聴、偽装などが非常に困難です。またSSH2によるポートフォワードにも対応しておりpop3やsmtpなどの通信もSSH2上の安全な経路を通して通信させることが可能です。(*sshでもパスワード認証を許可しているとユーザーを騙ってパスワードを色々試しながら接続を試みるロボットソフトがあるようなので注意が必要です)

現在では、sshでもバージョン1での使用は、お勧め出来ません。sshのバージョン2は、今でも最新の暗号方式や認証鍵方式などの開発が続いておりグローバルなネットでsshと言えばsshバージョン2を示していると思います
ssh
バージョン1 バージョン2
暗号方式 blowfish,
3des,
des
3des-cbc/ctr blowfish-cbc/ctr
idea-cbc/ctr cast128-cbc/ctr
arcfour/128/256
aes128/192/256-cbc/ctr
twofish128/192/256-cbc/ctr
serpent128/192/256-cbc/ctr
camellia128/192/256-cbc/ctr
seed-cbc/ctr@ssh.com,
aes128/256-gcm@openssh.com,
chacha20-poly1305@openssh.com
検証方法 crc hmac-md5(-96)
hmac-sha1(-96)
hmac-ripemd160
hmac-whirlpool
hmac-sha2-256/512
umac-32/64/96/128,
*-etm@openssh.com
圧縮方式 zlib, none zlib,none,delay-zlib
認証鍵 rsa1 ssh-rsa, ssh-dss,
ecdsa-sha2-*, ssh-ed25519

1.2 対応している漢字コード


サーバーが出力する漢字コード サーバーに送る漢字コード
EUC ISO-2022による文字バンク制御(GR/GL,G0,G1,G2,G3)にる2バイト文字表示を行います EUC漢字に変換して出力します
SJIS SHIFT-JISによる漢字コードをその時点での文字バンク2/3に変換します SHIFT-JIS漢字で出力します
ASCII EUCと同じですが、デフォルトの文字セットが英語になります ISO-2022-JPに変換して出力します
UTF-8 UTF-8文字をUTF-16で表示します。ただしU+0000~U+00FFはG0,G1バンクの文字に変換します UTF-8に変換して出力します

プログラム内部では、文字バンクにしたがったコードからFonts Setで設定されたIconvセットにてUTF-16に変換して表示します。クリップボードやキーボード入力による漢字は、オプション設定の"Iconv Character Set"にしたがってUNICODEから変換して送り出します

1.3 インストールおよびアンインストール


動作環境としてWindows XP x32/Windows 7 x64/Windows 10 x64/Windows 11 x64にて確認しています
サーバーは、FreeBSD 12.3のrlogind, telnetd, sshd(openssh-9.6p1)を使用しています

「rlogin.zip」を解凍してRLogin.exeを適当な場所に置いて実行してください

レジストリは、”HKEY_CURRENT_USER\Software\Culti\RLogin”を使用します。アンイストールする場合は、このレジストリを削除してください

RLogin起動時の作業フォルダ、RLogin.exeがあるフォルダに下記のファイルやフォルダがあると各種設定などが変更されます

RLogin.ini レジストリに保存せずにプライベートプロファイルを使用します
※プライベートプロファイルは、複数のプロセスからの変更などに弱いです。また、ファイルベースで意図せぬハングアップやファイルのコピーなどで壊れる場合がありレジストリベースよりリスクが高くなり動作も非常に遅いと思いますのでご注意ください
RLogin.rlg サーバーエントリーが無い場合に読み込みを確認します。ひな形として利用できます
RLogin_rc.txt 独自のリソースを読み込みます。作成は、リソースをファイルに保存で出来ます
lang\RLogin_??.txt OSの言語設定に合ったリソースファイルを読込ます
参照:RLoginの多言語化
Multi Language Resource File Pack (lang.zip)
emoji\????.png カラーのオプション設定のカラーで絵文字を表示をチェックしカラー絵文字のPNG画像ファイルのフォルダを指定するとカラー画像で絵文字を表示します
実行プログラムやソースファイルは、すべてZIPで圧縮しています。解凍してからご利用ください
GitHubからダウンロード https://github.com/kmiya-culti/RLogin/releases/
バグ報告や機能の要望 https://github.com/kmiya-culti/RLogin/issues
実行プログラム(32bit) http://nanno.bf1.jp/softlib/program/rlogin.zip Windows XP以降
実行プログラム(64bit) http://nanno.bf1.jp/softlib/program/rlogin_x64.zip Windows 7以降
ソースファイル(GitHub) http://nanno.bf1.jp/softlib/source/rlogin.zip Microsoft Visual Studio 2010

1.4 プログラム・ヒストリー


最新のバージョンを確認する場合には、必ずブラウザの最新の情報に更新を行うようにしてください

次期試作版 2.29.9 ファイルのドラッグアンドドロップSCPで異常終了するのを修正
Scriptのダイアログ関数をHIDPI・ダークモードに対応
DCSにRLUCSIZEでUnicodeの文字サイズを指定するを追加
フォントオプションにUNICODE文字サイズ上書きを追加
すべての状態を保存でフォーカス情報を含めるように変更
マウスホイールの動作をより汎用的に変更
カラー絵文字に変換するコードの範囲を変更
2024/09/24 2.29.8 SSH2のkexにmlkem768x25519-sha256を追加
Unicodeの罫線描画の線幅を可変するように変更
Unicodeの括弧文字の一部を独自描画に変更
sntrup761関数をopenssh-9.9の新しい物に更新
拡張機能にVisual Bellでカーソル行ぷるるんを追加
UTF-8の文字幅などをUnicode-16.0.0のデータに更新
openssl-3.3.2に更新
2024/08/23 2.29.7 SFTPのプログレスバーをグラフ表示に変更
ファイルダウンロートのプログレスバーを修正
オプション設定の再利用しそうなエディットをヒストリ付きコンボに変更
オプションのヒストリー・通信ログの設定が初期化されないバグを修正
ListCtrlのInfoTipが正しく表示されないバグを修正
2.29.6でHTTP/2のハフマン復号が出来なくなったバグを修正
2024/07/22 2.29.6 Visual Studio 2022のコード分析を実施し問題のある部分を修正
SSHの複数チャンネルオープン時に接続を閉じると処理が重複するのを修正
ファイルアップ・ダウンにauto/intel hex/s-record/tek hexを追加
2024/06/21 2.29.5 Assign Key Stringに対象キーでコードを入力する機能を追加
Editcコントロールで編集すると表示が重なるバグを修正
ProxyのSSLを別スレッドでポーリングするように変更
SSHポートフォワードのListen socketエラー処理を修正
openssl-3.3.1に更新
2024/05/20 2.29.4 タブバー常時表示で接続が無いと負荷が高いバグを修正
登録されたホスト鍵の削除で古い形式と誤認識するバグを修正
ダイアログサイズの復元で縦サイズの計算ミスを修正
リスト・ツリーコントロールなどの選択時の色を変更
ディセーブル時のコントロールの表示方法を変更
ALT+'-'で何もしないように修正
すべてのプログラム・ヒストリー

1.5 ソースのコンパイルについて


ソースをコンパイルするには、以下のライブラリが必要です
全体的なコンパイル方法(Compile.txt)をまとめたものを用意しました
openssl-3.3.2.tar.gz

perl,nasmの実行環境が必要
x86用 out32
Visual Studio コマンド
プロンプト (2010)
rename openssl-3.3.2 openssl-3.3.2-x32
perl Configure VC-WIN32 no-shared no-threads no-module enable-legacy -D_WIN32_WINNT=0x0501
nmake
x64用 out64
Visual Studio x64 Win64
コマンド プロンプト (2010)
perl Configure VC-WIN64A no-shared no-module enable-legacy
nmake
zlib-1.3.1.tar.gz x86用 x32
Visual Studio コマンド
プロンプト (2010)
nmake -f win32/Makefile.msc CFLAGS="/MT /Ox /Ob2 /Oi /Ot /GS- /Gy -W1 /nologo -Fdzlib"
mkdir x32
mv *.obj *.lib x32
x64用 x64
Visual Studio x64 Win64
コマンド プロンプト (2010)
nmake -f win32/Makefile.msc AS="ml64" CFLAGS="/MT /Ox /Ob2 /Oi /Ot /GS- /Gy -W1 /nologo -Fdzlib -I."
mkdir x64
mv *.obj *.lib x64
libiconv-1.17.tar.gz

日本語パッチの一部を1.17に当て直した物です
libiconv-1.17.patch
x86用 lib\x32
Visual Studio コマンド
プロンプト (2010)
cd libiconv-1.17/lib
nmake -f Makefile.ms x32
x64用 lib\x64
Visual Studio x64 Win64
コマンド プロンプト (2010)
cd libiconv-1.17/lib
nmake -f Makefile.ms x64
nettle-2.0.tar.gz

上記より抜粋して加工
nettle-2.0.zip
stdafx.h内の
#define USE_NETTLE
を有効にする
macro.h
twofish.h
twofish.cpp
serpent.h
serpent_sboxes.h
serpent.cpp

1.6 使用しているライブラリなど


OpenSSL 3.3.2 3 Sep 2024
Copyright (c) 1998-2024 The OpenSSL Project
Copyright (c) 1995-1998 Eric A. Young, Tim J. Hudson
All rights reserved.

zlib 1.3.1 (22 Jan 2024)
Copyr ight (C) 1995-2022 Jean-loup Gailly and Mark Adler

libiconv-1.17
Copyright (C) 2000-2017 Free Software Foundation, Inc.

Nettle library (version 2.0)
Originally written 2001 by Niels Moller, updated 2009.
(twofish/serpentのみ使用)

kumaGIF
Copyright (c) 1.023world All Rights Reserved.
http://1023world.net/

◇◇参照したプログラムソース◇◇

FreeBSD 5.2.1-RELEASE
Copyright (c) 1980, 1983, 1986, 1988, 1990, 1991, 1993, 1994
The Regents of the University of California. All rights reserved.

rlogin, rlogind, telnet, telnetd, ssh, sshd


1.7 RLoginの使用に関して


RLoginの使用について個人・商用を問わずご自由に使用していただいで結構です

また、配布・転載・紹介もご連絡の必要もありません

ソースの改変による配布も自由ですが、どのバージョンの改変かを明記されることを希望します

また、ソースコードの部分使用なども自由です

追記(2017/10/20)

This software is released under the MIT License.

2.1 メニューの説明


ファイル(F)
サーバーに接続(N) サーバーの選択・設定ダイアログを表示し選択したサーバーに接続します $FILE_NEW
サーバーに再接続(A) 通信関連のオプション設定の「接続が切れても閉じない」が有効の接続が切れたウィンドウの場合に追加されるメニューです $FILE_RECONNECT
接続を閉じる(C) 接続中のサーバーとの通信を閉じます $FILE_CLOSE
サーバー情報を開く(O) 保存されたサーバー情報を元にサーバーに接続します $FILE_OPEN
サーバー情報を保存(S) 接続中のサーバー設定などをファイルに保存します $FILE_SAVE
すべての状態を保存(W) ウインドウの分割状態、サーバーへの接続情報を含めてファイルに保存します $FILE_ALLSAVE
印刷(P) 現在の画面を印刷します $PRINT_DIRECT
印刷プレビュー(V) 印刷をプレビューで表示します $PRINT_PREVIEW
プリンタの設定(R) 使用するプリンタを設定します $PRINT_SETUP
ログファイルに保存(L) 指定するファイルに通信記録を残します $LOG_OPEN
SFTPファイルの転送(T) SFTPによるファイル転送ダイアログを開きます $VIEW_SFTP
XYZModemファイル転送(F) XYZModem/Kermitプロトコルによるファイル転送を実行します

※2.24.9からファイルアップ・ダウンロードで文字変換や送信遅延の処理を選択できるようにしました(ファイルのアップ・ダウンロード
$XMODEM_DOWNLOAD
$XMODEM_UPLOAD
$YMODEM_DOWNLOAD
$YMODEM_UPLOAD
$ZMODEM_DOWNLOAD
$ZMODEM_UPLOAD
$KERMIT_DOWNLOAD
$KERMIT_UPLOAD
$FILE_UPLOAD
$FILE_DOWNLOAD
スクリプトの実行(E) スクリプトファイルを読み込んで実行します $SCRIPT_EXEC
アプリケーションの終了(X) プログラムを終了します $EXIT
編集(E)
コピー(C) クリップボードにコピーします $EDIT_COPY
貼り付け(P) クリップボードのテキストを送信します $EDIT_PASTE
すべて選択/コピー ヒストリーを含めてすべてをクリップボードにコピーします $EDIT_COPYALL
クリップボードチェイン有効 クリップボードの更新をチェックして自動で取得する機能を有効・無効にします
※これは、sshのポートフォワードでリモートデスクトップの通信などを行った場合などにデッドロックする問題や意図せぬ障害などに暫定的に対応する為の物です
$CLIPBOARD_CHAIN
クリップボード(B) クリップボードにテキストがコピーされると(クリップボードチェイン動作時)このサブメニューに追加されます
※クリップボードチェインが働かない場合はペースト時に追加されます。(チェインの動作確認は、自身がコピーした時に行ないます)
Alt+V $CLIPBOARD
検索マーク(K) 範囲選択した文字列を検索結果と同じ扱いにして前後検索で移動できるように反転表示します $EDIT_MARK
文字列を検索(F) 指定した条件で文字列を検索し反転表示します
シンプル 指定した文字列を単純に検索します
ワイルドカード "*"任意の文字列、"?"任意の一文字で検索します
正規表現 正規表現を利用した文字列検索を行います
エスケープ文字 正規表現で利用する特殊文字"\"を利用します
大文字小文字 英字の大文字・小文字の区別をしません
$SEARCH_REG
前を検索(D)
次を検索(N)
上記検索結果を次の位置まで移動します Ctrl+PRIOR
Ctrl+NEXT
$SEARCH_NEXT
$SEARCH_BACK
スクリプトの停止(S) 実行中のChatScript/スクリプトを終了させます $SCRIPT_END
Break信号を送る(B) COMポートの場合、ブレーク信号を送ります $BREAK
マウスイベントを無効(M) マウス・イベント・トラック・モードを一時的に無効にします $MOUSE_EVENT
音声で読み上げ(Y) 現在表示中の画面を音声合成で読み上げます $SPEAK_ALL
$SPEAK_BACK
$SPEAK_NEXT
ローカルエディットモード(V) オプション設定・通信共通・キー入力をローカルエディットモードにするがチェックされている場合に一時的にローカルエディットモードを有効・無効にします Ctrl+INSERT $LINEEDITMODE
ブロードキャスト(X) 開いているすべての接続にキー操作を同時送信します。使い方を間違うと意図しない結果になりますのでご注意ください
※2.22.3からブロードキャスト時にタブバーにチェックボックスを表示して同時受信の一時的な拒否を設定出来るようにしました。オプション設定・通信共通・ブロードキャストで同時受信を拒否している場合は無効です
$BROADCAST
別のRLoginへも送信(O) 別に起動したRLoginへも同時送信を行います $OTHERCAST
見えてるだけに制限(L) 重なったウィンドウの場合に見えないウィンドウには同時送信しません $LOOKCAST
キー操作の記録(R) 以降のキー入力など再度このメニューを選択するまで記録します $KEY_REC
キー操作の再現(Q) 最後に記録、再現されたキー操作を再現します $KEY_PLAY
キー操作のヒストリ(H) 記録されたキー操作を最大5つまでここに表示され選択すれば再現します $KEY_HIS1-5
表示(V)
  メニューバー(M) メニューバーを表示・非表示にします
※非表示の時は、システムメニューでメニューバーを表示できます
$VIEW_MENUBAR
ツールバー(T) ツールバーを表示・非表示にします $VIEW_TOOLBAR
サブツールバー(U) サブツールバーを表示・非表示にします $VIEW_SUBTOOLBAR
クィックバー(Q) クィックバーを表示・非表示にします
指定したエントリーを用いてホスト・ポート・ユーザー・パスワードを変更して接続を行います
$VIEW_QUICKBAR
ボイスバー(A) 音声合成で読み上げるボイスやスピードを設定します $VIEW_VOICEBAR
タブバー(B) タブバーを常時表示・2つ以上なら表示を切り替えます $VIEW_TABBAR
ダイアログバー(D) トレースウィンドウとコマンドヒストリーをメインウィンドウ下部に統合して表示することができます $VIEW_DIALOGBAR
ステータスバー(S) ステータスバーを表示・非表示にします $VIEW_STATUSBAR
スクロールバー(V) スクロールバーを表示・非表示にします $VIEW_SCROLLBAR
バー位置の固定(F)
バー位置の初期化(I)
ドッキングバーの移動出来ないようにして位置を固定します
ドッキングバーの表示位置をプログラム初期時に戻します
※このメニューは、ドッキングバーの空領域で右クリックで表示されるメニューで表示されます
$VIEW_FIXEDBAR
$VIEW_INITBAR
各種ウィンドウ(W)
Tekウインドウ(K) Tek40xx/41xxウインドウを表示・非表示にします $VIEW_TEKDISP
Imageウィンドウ(I) コンソール画面をグラフィックイメージでウィンドウに表示します $VIEW_IMAGEDISP
ソケットステータス(X) 接続しているソケットの状態を表示します(デバッグ目的です) $VIEW_SOCKET
シリアルモニター(Z) プロトコルでcomを使用した場合にシリアルモニターを表示します $VIEW_MONITOR
トレースウィンドウ(W) トレースウィンドウでESCシーケンスなどのログを表示します $VIEW_TRACEDISP
コマンドウィンドウ(I)
ヒストリーウィンドウ(H)
iTerm2のShell Integrationをインストールするとコマンドの履歴をコマンドウィンドウ・ヒストリーウィンドウに表示することが出来ます $VIEW_CMDHIS
$VIEW_HISTORY
文字情報(C) コンソール画面上のマウス位置にある文字情報をツールチップで位置、色、属性、コード、受信日時を表示します $CHARTOOLTIP
おさかなを飼う(O) おさかなを数匹飼います $VIEW_JOKE
オプション設定(P) 各種のオプション設定を行います $OPTION_SET
標準の設定に戻す(Y) オプション設定を下記の標準に設定した時の状態に戻します $OPTION_LOAD
タイトルの変更(E) ウィンドウやタブに表示するタイトルを一時的に変更します。「すべての状態を保存」以外では、この変更は、保存されません $TITLE_EDIT
漢字コードの変更(C) EUC,SJIS,ASCII,UTF8の漢字コードに一時的に変更します
※オプションやこの変更で漢字コードを変更しても次回起動時にはサーバーエントリーで設定された漢字コードが有効になります
$KANJI_EUC
$KANJI_SJIS
$KANJI_ASCII
$KANJI_UTF8
リセット(C)
  タブリセット タブの設定をデフォルト8文字に設定します $RESET_TAB
文字バンクリセット 文字バンクの設定を初期値に設定します $RESET_BANK
文字属性リセット 文字属性や色を初期値に設定します $RESET_ATTR
ESCシーケンスリセット ESCシーケンス中の処理を中断します $RESET_ESC
マウスイベントリセット マウスイベントを取り消します $RESET_MOUSE
tek40/41xxリセット tekウインドウの状態をクリアし初期化します $RESET_TEK
スクリーンリセット 文字属性などを初期値に戻し画面をクリアします $RESET_SCREEN
サイズ固定リセット サイズ設定シーケンスによるスクリーンサイズ固定を解除します $RESET_SIZE
すべてリセット すべてを初期値に戻しヒストリーも含めて画面をクリアします $RESET_ALL
ウィンドウ(W)
  ウィンドウ識別を表示(I) タブ位置とウィンドウタイトルを画面中央に3秒間表示します $WINDOW_INDEX
別ウィンドウを開く(N)  接続中のウィンドウを新たに別ウィンドウで表示します $WINDOW_NEW
ウィンドウを閉じる(C)  アクティブなウィンドウを閉じます $WINDOW_CLOSE
 スプリットコマンド(S)
  縦方向に分割して接続(H) 縦に2分割して現在の接続先に接続します Ctrl+DOWN $SPLIT_HEIGHT
横方向に分割して接続(W) 横に2分割して現在の接続先に接続します Ctrl+RIGHT $SPLIT_WIDTH
画面分割なしで接続(O) 画面を重ねて現在の接続先に接続します Ctrl+LEFT $SPLIT_OVER
縦方向に分割して新規接続(A) 縦に2分割しサーバー選択をして接続します Ctrl+Shift+DOWN $SPLIT_HEIGHTNEW
横方向に分割して新規接続(B) 横に2分割しサーバー選択をして接続します Ctrl+Shift+RIGHT $SPLIT_WIDTHNEW
ペインの移動(R) すべての接続しているウィンドウを移動させます Crl+UP $PANE_ROTATION
次のウィンドウに移動(N) アクティブなウィンドウを移動します Ctrl+TAB $PANE_NEXT
前のウィンドウに移動(P) アクティブなウィンドウを移動します Ctrl+Shift+TAB $PANE_PREV
上のウィンドウに移動(U) アクティブなウィンドウを移動します Alt+UP $PANE_UP
下のウィンドウに移動(D) アクティブなウィンドウを移動します Alt+DOWN $PANE_DOWN
右のウィンドウに移動(R) アクティブなウィンドウを移動します Alt+RIGHT $PANE_RIGHT
左のウィンドウに移動(L) アクティブなウィンドウを移動します Alt+LEFT $PANE_LEFT
縦方向に分割(H)  アクティブなウィンドウを縦方向に2分割します。空いた場所は、次にオープンするウィンドウ(上記「別ウィンドウを開く」もしくは「サーバーに接続」にて開くウィンドウ)に予約されます $PANE_HSPLIT
横方向に分割(W)  上記と同じですが分割を横方向に行います $PANE_WSPLIT
分割を閉じる(X)  分割されたウィンドウを元に戻します。片方が空の場合は、閉じられ。空で無い場合は、重なります $PANE_DELETE
重ねて表示(O)  すべてのウィンドウを最大表示サイズで重ねて表示し、空のウィンドウは、閉じます Ctrl+Shift+LEFT $PANE_CASCADE
並べて表示(T)  空でないすべてのウィンドウを横縦方向に並べて整列させます Ctrl+Shift+UP $PANE_TILEHORZ
現在の分割を保存(Z)  その時点での画面分割状態を保存し次回起動時にその状態で復帰させます $PANE_SAVE
ヘルプ(H)
  RLoginのバージョン情報(A) プログラムやライブラリなどのバージョン情報を表示します $ABOUT
自動バージョンチェック(V)  RLogin起動時に定期的に新バージョンのチェックを行うようにします $VERSION_CHECK
既定のアプリへ登録を行う(X) Windowsの設定・アプリ・既定のアプリにRLoginを登録して管理します
※ファイルの種類として".rlg"との関連付け、プロトコルとしてssh telnet loginを設定することができます(プロトコルハンドラは、サーバーの選択・設定で個別のエントリーと関連付けを行って作成する必要があります)。また、このメニューのチェックを外すとすべての関連付け及び既定のアプリでの管理を行うレジストリの設定を削除します
$REGISTRY_HANDLE
セキュリティポリシーの設定(S) エントリー情報で保存するパスワードの暗号化に使用するキーワードを選択します。変更は、次回起動時から有効になり、すべてのエントリーのパスワードは、削除されます。すべてのパスワードを再設定する必要がありますのでご注意ください。また、どの設定でもセキュリティにそれなりの問題がありますので下記のパスワードロックとの併用をお薦めいたします $SECURITYCOLICY
各種ウィンドウの色設定(C) ライト・ダークモード別に各種ウィンドウ・メニューなどの背景色や文字色を変更します。初期色は、OSの色設定により変化しますのでご注意ください。また色設定のダイアログでキャンセルするとすべてのユーザー設定を削除して初期化するかを選択することができます
参照:「外観の色設定
$WINDOW_COLOR
ダイアログフォントの設定(D) オプション設定などのダイアログで使用するフォントとサイズを設定します
参照:「ダイアログフォントを変更する
$DIALOG_FONT
ツールバーをカスタマイズ(T) ツールバーをカスタマイズしメニューから追加・削除などを行います。また、ツールバーアイコンも変更・追加することができます $CUSTOM_TOOLBAR
タブバーをマルチラインで表示(M) タブバーをボタンスタイルで複数行で表示するようにします $TAB_MULTILINE
プライベートプロファイル作成(P) プライベートプロファイル(RLogin.ini)をレジストリからコピーして新規作成します
※プライベートプロファイルは、レジストリベースのプロファイルのバックアップには、なりません。プライベートからレジストリには戻せません。また、条件によりパスワードなどの情報は、消去されます
$PROFILE_SAVE
レジストリをファイルに保存(B) RLoginで使用しているレジストリ(すべての設定)を年月日を付けてファイルに保存します。レジストリを元に戻すには、保存したregファイルを実行してください。すべての設定のバックアップを目的としています $REGISTRY_SAVE
リソースをファイルに保存(R) リソースを編集可能なテキストでファイルに保存します。実行時の作業フォルダもしくは、RLogin.exeと同じフォルダにRLogin_rc.txtで保存すると次回起動時に読み込みます
参照:「リソースをファイルに保存
※変更した場合に不都合が起きる可能性があります。文字列の変更程度です。また変更できないリソースもあります
※RLogin_rc.txtは、バージョンに依存します
$RESOURCE_SAVE
登録されたホスト鍵の削除(H) SSHサーバーの登録された信頼するホスト鍵を削除します $KNOWNHOST_DELETE
パスワードロック(K) パスワードによるRLogin起動の制限を行います
※ロックを解除した場合に各接続のパスワードが削除される場合があります
$PASSLOCK
古いエントリー情報を削除 2.22.0からレジストリに保存する文字列をUnicodeに変更しました。下位互換が無くなる為に古いエントリー情報を保存しています。必要がないと判断された場合に古いエントリー情報をここで削除することができます

※右端の$から始まるキーワードは、キーボードのオプション設定などで使用するショートカットキーワードです

その他ショートカットメニュー
スクリプトメニュー スクリプトで設定するメニューです $SCRIPT_MENU1-10
アクティブウィンドウの選択 タブで表示されている各ウィンドウを左から数えてアクティブにします Ctrl+1,0 $PANE_SEL1-10
クリップボードの貼り付け クリップボードに記録されているテキストを貼り付けます $CLIPBOARD_HIS1-10
クィックバーの接続ボタン クィックバーによる接続を行います $QUICK_CONNECT

2.2 コマンドラインでのオプション


RLogin [<RLogin File Name>] [/ip <addr>] [/port <port>] [/user <user name>] [/pass <password>] [/term <term>] [/entry <entry name>] [/direct | /login | /telnet | /ssh] [/inuse] [/inpane] [/nothing] [/req]
<RLogin File Name> 「サーバー情報を保存」で保存したファイルを指定
URL形式([login|telnet|ssh]://user:pass@host:port/file)の場合は、それを解釈する
sshの場合にfileが指定されていれば、そのファイルのダウンロードのみ行う
/ip <IP Address> サーバーのIPアドレスを指定
/port <Port Number> IPのポート番号を指定
/user <User Name> ログインユーザー名を指定
/pass <Password> ログインパスワードを指定
/term <Terminal Name> 接続先のTERM環境変数を指定
/entry <Entry Name> サーバー選択で登録したエントリーの設定で接続
/direct プロトコル制御なしでダイレクトに接続
/login rloginプロトコルで接続
/telnet telnetプロトコルで接続
/ssh sshプロトコルで接続
/inuse すでに起動中のRLoginがあれば、そのウインドウのタブとしてオープンします
/inusea 上記の/inuseに最小化したRLoginも対象にします
/inpane 接続を終了時にウィンドウを閉じます
/nothing サーバー選択ダイアログを表示せずに起動します
/sx <横座標> /sy <縦座標> スクリーン座標で表示位置を指定。横座標は、ウィンドウの中心になります
/cx <横サイズ> /cy <縦サイズ> メインウィンドウのサイズを指定
/title <Title> タブやウィンドウのタイトルを指定
/script <Script File> スクリプトファイルを指定
/req サーバーアドレス・ユーザー名・パスワードの入力ダイアログを接続時に表示
/idkey <IdKey File Name> sshで使用する認証鍵ファイルを指定
/file <File Name> sshの場合にサーバー側のファイルを指定するとダウンロードのみ行う
※CygwinのCygTermでは、「cygterm.cfg」で「TERM = RLogin.exe /telnet /ip %s /port %d /user xxx /pass xxx /term vt100」で接続できると思いますが、未確認です

2.3 各種ウィンドウの操作


「ファイル」「サーバーに接続」もしくは「サーバー情報を開く」にて開いたウィンドウ

基本となるウィンドウです。メインウィンドウがすでに分割してある場合は、アクティブな空ウィンドウ>最初の空ウィンドウ>アクティブなウィンドウと同じ位置で重ねる。の順位で開かれます。メインウィンドウが分割されていなければ、全画面で開き、複数の接続がある場合は、それぞれのエントリー名でタブバーを表示します
「ウィンドウ」「別ウィンドウを開く」で開いたウィンドウ

基本的に上記のウィンドウと同じですが、接続先が同一の複写されたウィンドウです。下記の分割ウィンドウとの違いは、画面サイズ(サーバー側に報告する縦、横の文字数)がこのウィンドウのサイズになり、アクティブなウィンドウが切り替わる度にサーバーに画面サイズを報告し直します
各ウィンドウ右端スクロールバー上部の分割バーをドラックして分割したウィンドウ

上下2つに分割されたそれぞれのウィンドウは、同じ接続で同じ画面サイズの複写ウィンドウとなりなす。実画面サイズ(サーバー側に報告する縦、横の文字数)は、表示上のサイズでは、なく分割された元ウィンドウのサイズのままで維持します。したがって実画面の一部分を2つのウィンドウで独立して表示することになります。フォーカスのある画面で文字入力や画面更新があるとカーソル位置に基づいて表示位置が動的に変化します。過去のヒストリー画面をちょっと見ながら文字入力をしたい場合などに有効です
タブバー上にマウスを2秒以上置くと表示されるウィンドウ

アクティブでない接続のタブバーの上にマウスカーソルを2秒以上置くとその接続の現在の画面を重ねて透過表示します。2つの画面をグラフィカルに見比べる事ができます

この機能は、以下のレジストリを設定することで抑制できます

[HKEY_CURRENT_USER\Software\Culti\RLogin\TabBar]
"GhostWnd"=dword:1
タブバーのタブをドラッグして移動

タブバー内で移動 タブの表示位置を移動します
ウィンドウに移動 移動先のウィンドウと入れ替わります
ウィンドウ外に移動 ファイルベースの設定で接続したウィンドウを空のRLoginを起動し接続設定を送って開きます
その接続の現在のオプション設定を引き継ぎます
レジストリベースのエントリーで接続したウィンドウをコマンドライン指定でRLoginを起動します
その接続の現在のオプション設定を引き継ぎません
別のRLoginに移動 ファイルベースの設定で接続したウィンドウを移動先のRLoginに同じ接続設定を送って開きます
その接続の現在のオプション設定を引き継ぎます
レジストリベースのエントリーで接続したウィンドウを移動先のRLoginにコマンドライン指定で開きます
その接続の現在のオプション設定を引き継ぎません

2.4 サーバーの選択・設定


Server Select
OK 接続を開始します
キャンセル このダイアログを閉じます
新規 新しくサーバーエントリーを作成します
編集 サーバーエントリーを変更します
※複数選択時は、変更された差分データを作成して適用します。期待と違う動作の場合がありますのでご注意ください
削除 サーバーエントリーを削除します

エントリーリスト内での右クリックによるポップアップメニュー
接続先を新規作成 新しくサーバーエントリーを作成します
接続先を編集する サーバーエントリーを変更します
接続先を削除する サーバーエントリーを削除します
接続先を複写する 同じ設定のエントリーを新規作成します
クリップボードに… エントリー情報をテキスト形式でクリップボードにコピーします
クリップボードから… クリップボードからエントリー情報を読み込み新規作成します
標準の設定にする 初期化で選択する標準の設定にします
標準の設定に戻す 設定を標準の設定などに初期化します
プロトコルハンドラ… ssh://hostnameなどのURLリンクで起動・接続できるようにプロトコルハンドラを登録する。既定のアプリに登録されていない場合は、登録を確認します
ショートカットを作成 ディスクトップに接続のショートカットを作成します
ファイルから設定変更 エクスポートしたファイルから設定を読み込みます
下記インポートとの違いは、既存のエントリーの部分的な変更を行います
ファイルからインポート エクスポートしたファイルから設定を新規作成します
ファイルにエクスポート ファイルに設定を保存します。ファイルは、テキスト形式ですのでメモ帳などで編集可能です
すべてファイルに保存 すべてのエントリー情報を1つのファイルに保存します
最新の情報に更新 エントリーを再表示します

タブやツリー内での右クリックによるポップアップメニュー
新しいグループを作成 新しくグループを作成し名前の編集状態になります。ツリーでグループ選択時には、子グループを作成します
グループの名前を変更 グループの名前を変更します。編集時に「¥」区切りで子グループを直接編集することが出来ます
空のグループを削除 エントリーが空のグループのみ削除する事が出来ます
エントリーをすべて選択 グループ内のエントリーすべてを選択状態にします


サーバーのオプション設定のタブグループの名前を設定すると分類ができます


タブグループを「¥」で区切ると階層化してツリー表示に変更します

選択中のタブやツリーをクリックするとグループ名の編集ができます
また、リストのエントリーをドラッグしてタブやツリーにドロップすると
グループを変更することができます


Last(最終アクセス日時)/Index(任意順位、Ctrl+UP/DOWNでエントリー移動)は、
リストのヘッダーでデフォルトサイズ0で隠しています
必要に応じてサイズ変更してください

2.5 ペースト確認の操作


ペースト確認
タブコード
改行コード
その他コード
テキストに含まれるそれぞれの制御コードの個数を表示しています。横のボタンでスペースに変換することができます
行単位で送信遅延… 通信共通の設定の行単位で送信遅延の設定を使ってペーストします。多くのテキストを一度に送信すると正しく受信されない場合などにこれをチェックしてください
編集後クリップ… テキストを編集した場合に編集後のテキストをクリップボードにコピーします
次回から確認… このダイアログを表示しないようにします
ペーストされるテキストを事前に編集することが出来ます。改行が含まれる場合に直接shellに渡す前に確認することで誤動作などを修正することができます
コントロールコード… コントロールコードを%xxの形式(「%」は「%%」で表現)で表示しCtrl+A-Zのキー入力で挿入するようにします。編集で使用するCtrl+Zでアンドゥなどが動作しなくなるので注意してください
Escape 範囲指定したテキストをシェルの引数用にエスケープ処理します
1行送信 範囲指定されたテキストを送信し次行を範囲指定します。範囲指定されていない場合は、カーソル位置の行頭・行末を範囲指定だけ行います。シェルに複数のコマンドを送る場合などに動作を確認することができ上記の行単位で送信遅延するより確実です
すべて送信 上記テキストをすべて送信して閉じます
キャンセル 編集および送信をキャンセルします

2.6 ファイルのアップ・ダウンロード


変換処理
文字…を行わない 文字コードの変換(下記の改行コードを変換を省く)やエンコード処理を行わないでファイルを送信します
文字コードの… 漢字などの文字コードを変換します。日本語のWindowsでは、デフォルトCP932(SHIFT-JIS)だと思います
エンコード処理… バイナリファイルなどの場合にuuencodeやbase64でコード変換して送信します。サーバー側でuudecodeなどで処理すれば元のファイルに変換することが出来ます
改行コードを… サーバー側のファイルの改行コードを指定することが出来ます
送信処理
送信…を行わない 送信遅延を行わないでデータを送信します。データの取りこぼしなどが発生する場合がありますのでご注意ください
指定サイズ… 指定された一定のサイズ(byte)で送信を中断し一定時間(ms)待って次を送信します
行単位で送信… 行単位で送信を行い、送信文字数x文字単位(ms)+行単位(ms)を最大値待ち時間として次を送信します。文字単位のみ小数点以下3桁まで指定できますが内部でusに変換し最大値の計算ではmsで切り捨てられます
受信が一定時間… 行単位で送信遅延している間に最後に受信した文字がら指定時間(ms)受信が無い場合に最大待ち時間以内であっても次を送信します
改行を確認… 行単位で送信遅延している間に改行文字<CR>を受信すると最大待ち時間以内であっても指定した時間(msec)待って次を送信します
XON/XOFF… 送信中に受信したXON/XOFF文字でフロー制御を行います
送信中に受信… 送信中に受信した文字をコンソールにも送り表示を行うようにします

受信処理
文字…を行わない 受信した文字をコード変換(下記の改行コードを変換を省く)やデコード処理なしでファイルに保存します
文字コードの… 受信した文字をコード変換してファイルに保存します
ファイルがすでに… 上記のモードの場合、ファイルが存在する場合に追加で書き込みを行います
デコード処理… uuencodeやbase64で処理されたデータを復元してファイルに保存します。base64は、最初と最後が判らないのでご注意ください
auto 自動でbase64以外のuuencode/ish/intel hex/s-record/tek hexフォーマットを判定して処理を行います。最初の行しかチェックしていません、正しく判別出来ない場合がありますのでご注意ください
uudecode uuencodeされたファイル
base64 base64でエンコードされたファイル
ish ishでエンコードされたファイル
intel hex intel hexフォーマットのファイル
s-record s-recordフォーマットのファイル
tek hex tektronix hexフォーマットのファイル
改行コードを… ファイルに保存する改行コードを指定した物に変換します
指定時間… 一定時間(sec)受信が無いとファイルダウンロードを終了します
受信した文字… 受信した文字を(上記のコード変換や改行コード変換を行う前の文字です)コンソールにも送り表示を行うようにします。

3 各種オプション設定


現在、選択されている設定のオンラインマニュアルをブラウザーを起動して表示します
※2.29.2から左下から右上のタイトルバーの中に移動しました
初期化 サーバーのオプション設定以外のオプションを下記の選択により設定します。すべて変更されますのでご注意ください
標準の設定 標準の設定にされているエントリー(Server Selectダイアログのエントリーを右クリックして表示されるメニューで任意のエントリーを標準に設定できます)に設定を合わせます
プログラム プログラムの初期値まで設定を戻します
右記の設定 指定されたエントリーに設定を合わせます






3.1 サーバーのオプション設定


Server Parameter
エントリー/コメント
上段 このエントリーを識別する名前をつけます
下段 このダイアログ以外では、表示されないコメントです
タブ/前接続先
上段 サーバー選択画面で表示されるタブグループの名前を指定します。名前を「¥」区切りで階層化してタブグループを構成することができます。階層化した場合には、Server Selectの画面は、タブの代わりにツリー表示に変更されます
下段 このエントリーを接続する前に接続するエントリーを指定します。すでに接続されている場合は無視します。別エントリーのSSHポートフォワードを使用して接続する場合を想定してます
プロトコル 通信制御する方式を選択します
ホスト名
(サーバーIPアドレス)
サーバーのIPアドレスを設定します
(空の場合は、接続時にホスト名入力を求めます)

ホスト名を','で区切って指定すると同じエントリー設定で複数接続します。また'[n-n]'で10進数の範囲、'[x,x]'で部分置換できます

ホスト名に'-'などが含まれる場合は、"で名前を囲ってください


hostA.hostB,hostC
192.168.0.[1-5]
192.168.0.[1,3,5]
"1-2-3-4.com"
シリアル
設定
プロトコルcomの場合にCOMの通信設定で指定した接続条件をホスト名の代わりに書き込みます
TCPポート 使用するポート番号を設定します
※プロトコルとの関係が重要となります、通常は、Protocolと同じ名前になります。変更する場合は、数値で指定してください
※プロトコルcomの場合は、使用するCOMポートを設定します
ログインユーザー名 ユーザー認証に使用するユーザー名です
※2.23.4より送信文字列の特殊文字が利用できます
ユーザー認証の…
パスワード
or
パスフレーズ
パスワード認証やキーボードインタラクティブの場合に使用するパスワード。公開鍵認証の場合は、認証鍵のパスフレーズを設定します

User Name,Passwordを設定するとサーバー情報を保存で作成されるファイルや次回起動時用にPasswordなども保存されます。セキュリティーを考えるならPasswordを保存しないでください。保存しない場合は、下記のパスワード/フレーズ入力をチェックして接続時に入力するようにしてください
TERM 接続先で使用するTERM環境変数を設定します
環境変数 telnet,ssh2の時に追加で送信する環境変数を設定します
ホスト・ユーザー… 接続時にホスト、ユーザー、パスワードの入力を要求します
その他オプションを… サーバーのオプション設定以外のすべてのオプションを接続時に標準の設定(右のボックスを空白)もしくは、別エントリー(右のボックスで指定)の物を使用するようにします。これを有効にするとその他のオプション設定は、変更できなくなり接続には使用されません

標準の設定は、サーバーの選択・設定の右クリックによるポップアップメニューで任意のエントリー設定を標準にすることができます。ただしこのオプションを有効にしたエントリーは標準に設定できません

接続中のオプション設定では、このオプションを変更することができません。サーバーの選択ダイアログのエントリー編集時のみ変更できます。また接続中のオプション変更は、終了時に保存確認の後、さらに上書きするか確認します。これは、元のエントリー設定がすべて置き換わるリスクを確認する為です
アイコン 適当な小さい画像ファイルをタブにアイコンとして表示します。画像ファイルとしてgif/jpg/png/bmp/icoなどが使用できます。表示サイズは、16x16ですが拡大・縮小して表示します
チャットスクリプト 接続後に簡単なキー入力の自動化ができます
プロキシ設定 プロキシーを利用して接続します
SSH認証鍵 このエントリーだけで使用するSSH2の認証鍵ファイル(ssh-keygenなどで作成)を指定します。この設定は、ファイルで認証鍵を管理している場合に使用しますが、RLoginでは、認証キーの設定ですべてのエントリー共通で認証鍵を管理できます.。その場合は、この設定を使用する必要がありません
※設定を削除するにはファイル名選択でキャンセルをクリックして削除の確認にて「はい」を選択してください
※2.23.4より送信文字列の特殊文字が利用できます
※参照:SSHでの公開鍵認証
文字セット 文字セットを選択します(接続時のデフォルト値となります)




Server Adress/User Nameは、履歴を残します。履歴を削除するには
プルダウンメニューで選択しDELキーで削除することができます
プロトコル
direct Socket Portで指定したPort番号にダイレクトにTCP/IP接続します。ちょっとしたデバックに使用します
login rloginプロトコルで接続します
telnet telnetプロトコルで接続します
ssh ssh1/ssh2プロトコルで接続します
com RS232CのCOM:ポートに接続します
pipe Server Addressの部分で指定したプログラムを標準入出力をパイプでつないで起動・実行します

CMD.EXEなどのプログラムを指定するとコマンドプロンプトのような使い方ができます。その場合は、通信オプションの「キーボード入力をローカルエディットモードにする」をチェックしないと文字入力できませんのでご注意ください。また漢字コードは、SJISにしないと漢字が化けます。あくまでパイプでつないで起動しているので本来のコマンドプロンプトとは、動作が違いますのでくれぐれもご注意ください

2.18.9よりServer Addressで名前付きパイプを指定出来るように変更しました。「\\.\pipe\<パイプ名>」で指定します


3.1.1 COMの通信設定


ポートの設定
COM… 接続に使用するCOMポートを変更することが出来ます
ビット/秒 110-921600 通信速度、bpsで表現されます
1変調=1bitで考えればbaud rateと同じ値です
データ ビット 5/6/7/8 8bit未満の場合は、文字としてビットが欠落しますので注意が必要です(EUC/SJIS/UTF8が使用できません)
パリティ NOP/EVEN/ODD
MARK/SPC
MARKは、常に1。SPACEは、常に0になります
パリティが一致しない場合は、通信履歴にパリティエラーとして記録されます
ストップ ビット 1/1.5/2 スタート(1)+データ+パリティ+ストップでシリアルデータを構成します。これらの長さが一致しないとフレーミングエラーとして記録されます
細かな動作的には、1から2に変更すると1ビットの送信遅延と同じになります
例:1bit=1000ms/300bps=3ms
フロー制御 NOC/CTS/XON
USER=n
通常使用するフロー制御の設定
NONE フロー制御を行いません
CTS/RTS CTS入力で接続先のフロー制御
RTS出力で受信のフロー制御
XON/XOFF XON/XOFF文字でフロー制御
USER フロー制御ボタンで詳細を変更し上記の設定と異なる場合
文字の送信遅延 WC=n 1文字単位で指定ミリ秒遅延してから次を送信します。実際の動作としては、送信が完了するタイミングをプログラム上で特定することは、出来ません。送信バッファに入れた時間から推定した時間の遅延になります。これは、9600bps以下の通信速度で影響されることになります
例:1000msec*(1+8+1)/300bps=33ms
改行の送信遅延 WL=n 改行文字(スクリーンのオプション設定の送信する改行コードの設定)の場合は、このミリ秒を使用します
既定値 デバイスのプロパティで設定された既定値にすべての設定を戻します
フロー制御の詳細
DTR出力
ALWAYS OFF 常にOFF状態を維持します
ALWAYS ON 常にON状態を維持します
FLOW CTRL 受信バッファの状態でON/OFFを切り替えて
オーバーフロー制御を行います
DSR入力…送信停止 接続先のフロー制御で使用する為の送信停止を行います
DSR入力…受信無視 接続先の電源OFFやケーブルの取り外しなどで接続が不定の場合の通信エラーで受信したデータを放棄する効果を見込めます
また、DSR入力がOFFに変化した時に接続の切断処理を行うので自動で接続を閉じることができます
RTS出力
ALWAYS OFF 常にOFF状態を維持します
ALWAYS ON 常にON状態を維持します
FLOW CTRL 受信バッファの状態でON/OFFを切り替えて
オーバーフロー制御を行います
RECV ON 受信バッファにデータがあるとOFF
受信バッファが空だとONになります
CTS入力…送信停止 接続先のフロー制御で使用する為の送信停止を行います
XOFF/XONの受信 接続先のフロー制御で使用する為のXOFF受信で送信停止
XON受信で送信の再開を行います
XOFF/XONの送信 受信バッファのが上限に達するとXOFFを送信します
受信バッファが下限以下になるとXONを送信します
XOFF送信後の送信 XOFFを送信した場合に接続先の負担軽減で送信を停止したほうが無難ですが、それを行わずに送信を継続するようにします
受信バッファの上限 XOFFL=n 受信バッファのフロー制御を行う上限値を50-90%で設定します。内部ではバッファサイズに換算しますので端数により設定値が変化する場合があります
受信バッファの下限 XONL=n 受信バッファのフロー制御を行う下限値を10-50%で設定します。設定値が変化する場合があります
XOFFの文字コード XOFFC=n XOFFの文字コードを10進数で指定します
19=CTRL+S(1/3)
XONの文字コード XONC=n XOFFの文字コードを10進数で指定します
17=CTRL+Q(1/1)

3.1.2 環境変数の設定


環境変数
チェックマークのある設定のみ送信されます
Name 追加登録する環境変数名です
Value 環境変数の値です
TERMCAP 下記のTERMCAP設定ダイアログで変数を編集できます

※「TERM」は、各種プロトコルの中に送信する機能がありますのでチェックマークの有無に関係なく送られます
※telnet,ssh2のみ追加で環境変数を送信しますがサーバー側の設定で許可されている必要がありますのでご注意ください。(sshの場合は、sshd_configなどに"AcceptEnv TERMCAP"などの設定が必要です)
※リスト内で右クリックするとメニューで各種編集機能が選択できます
TermCap/Info
Entry TERMの名前になるTermcap/infoの名前でtermcap/infoの設定ファイルを読み込んだ場合は、エントリを選択します
TermCap termcapの設定ファイルを読み込みます
TermInfo terminfoの設定ファイルを読み込みます
List Valueの項目のみダブルクリックで編集することができます

※リスト内で右クリックするとメニューでそのエントリーをTermcap/infoそれぞれの形式で「ファイルからインポート・エクスポート・クリップボードに送る」など選択できます
※設定された内容は、termcap形式に変換して環境変数TERMCAPに設定されます。元の設定がterminfoの場合は、変換できない場合や文字数制限にかかる場合がありますのでご注意ください

3.1.3 チャットスクリプトの設定


Chat Script
受信文字列 正規表現で受信した文字列が一致するまで待ちます
送信文字列 受信文字列が一致した場合に送信する文字列を指定します
次に追加 選択されている受信送信文字列の次に登録します
ORで追加 選択されている受信送信文字列と同じタイミングで別の受信文字列を待つように登録します
次回接続時に… 次回接続時に受信文字列とキー入力した送信文字列を記録してChat Scriptを自動作成します

※右クリックで「すべてクリップボードにコピー」「クリップボードから貼り付け」メニューが選択できます。簡単なテキストに変換していますのでメモ帳などで編集可能です

Chat Scriptサンプル
参照:ログイン手順の自動化
ChatScript 受信文字列 送信文字列 内容
/ATZ\r 無し ATZ\r 無条件でATZを送信
 OK\r\n/ATD123-
       1234\r
OK\r\n ATD123-1234\r OKを待ってダイヤル
  CONNECT/ CONNECT 無し CONNECTを待つ
   login:/%U\r login: User Name login:を待ってサーバーエントリーで指定したUser Nameを送信
    password:/%P\r password: Password password:を待ってサーバーエントリーで指定したPasswordを送信
  NO CARRIER/ NO CARRIER 無し 終了
  ERROR/ ERROR 無し 終了
右クリックメニューの「すべてクリップボードにコピー」でテキスト変換された場合の上記サンプル
if "" then "ATZ"
  if "OK\r\n" then "ATD123-1234\r"
    if "CONNECT"
      if "login:" then "%U\r"
        if "password:" then "%P\r"
        fi
      fi
    or "NO CARRIER"
    or "ERROR"
    fi
  fi
fi

送信文字列の特殊文字
%E サーバーエントリーのServer Entryに置き換え
%U サーバーエントリーのUser Nameに置き換え
%P サーバーエントリーのPasswordに置き換え
%T サーバーエントリーのTerminalに置き換え
%S 接続したサーバーアドレスに置き換え
%p 接続したポート番号に置き換え
%D 現在年月日に置き換え
%t 現在時分秒に置き換え
%I 文字入力ダイアログを表示し文字入力を待ちます
%s 接続中のソケットの状態をOpen/Connect/Closeで置き換え
%h Windowsのホスト名に置き換え
%u Windowsのユーザー名に置き換え
%w 現在のウィンドウタイトルに置き換え
%X 起動したRLogin.exeのあるフォルダに置き換え
%B 起動時のカレントフォルダに置き換え
%0-9 正規表現のグループにマッチした受信文字列に置き換え
%% %に置き換え
%{XXX} 環境変数を展開し簡単な編集ができます
%{XXX:abc=xyz} abcをxyzに置換
%{XXX:i,n} i文字目からn文字切り出し
%{XXX:U} すべて大文字に変換
%{XXX:L} 頭の文字を大文字、以降小文字に変換
%{XXX:l} すべて小文字に変換

※2.26.9から指定した環境変数が存在しない場合にWindowsの特殊フォルダを取得出来るようにしました。一部を下記に示します。すべての名前は、CSIDL_DESKTOPなどで検索してみてください。CSIDL_以降の名前が使用できますがOSにより取得出来ない場合があります
%{DESKTOP} デスクトップのフォルダ
%{MYDOCUMENTS} My Documentsのフォルダ
%{MYMUSIC} My Musicのフォルダ
%{MYVIDEO} My Videoのフォルダ
%{MYPICTURES} My Picturesのフォルダ
%{STARTMENU} スタートメニューのフォルダ
%{BITBUCKET} ゴミ箱のフォルダ
%{PROFILE} ユーザーのフォルダ

※2.23.3の名残で「$XXX」の形式でも環境変数を展開しています。ファイル名などに「$」を使用されている場合は、「$$」としてください。また、この仕様は、将来的に変更される可能性があります

3.1.4 プロキシーサーバーの設定


Proxy Server
参照:SSHによる多段接続
Select Proxy... 使用するプロキシサーバーを選択します
使用
しない
下記のProxy Server Address/Socket Portを使用しません。Server EntryのServer Address/Portを使用して接続しますのでご注意ください
HTTP ユーザー認証をBasic/Digestを自動で識別します。Connection: keep-aliveが無効の場合に再接続が起こり使用できないサーバーがあります
HTTP
(Basic)
ユーザー認証をBasicと仮定して接続します。サーバーとのネゴシエーションが無いので再接続が起こりません
HTTP/2 SSL/TLS/QUICでALPNが"h2"で接続した場合のみHTTP/2プロトコルで接続をします。それ以外の場合は、HTTPにフォールダウンします
HTTP/3 SSL/TLS/QUICでALPNが"h3"で接続した場合のみHTTP/3プロトコルで接続をします。それ以外の場合は、HTTPにフォールダウンします
※まだ試験的な実装です。ご注意ください
SOCKS4 ユーザー認証ありません
SOCKS5 平文での認証しか対応していません
Over SSL
使用
しない
サーバ-認証や暗号化を行いません
SSL/TLS 接続先によりSSL/TLSを自動で選択して接続します。上記のProxy ProtocolによりALPNでプロトコルネゴシエーションを行います
※コネクション確立後のチェックは、通常オンだと思いますが一部の古いサーバーでSSL/TLSを維持しない場合があるのでオプションにしています。ご注意ください
QUIC ソケットタイプをデータグラムに変更してUDP接続します。上記のProxy ProtocolによりALPNでプロトコルネゴシエーションを行います
※まだ試験的な実装です。ご注意ください
Proxy Server プロキシサーバーアドレスを指定します
Socket Port プロキシサーバーのポート番号を指定します
User Name プロキシの認証を行う場合のユーザー名
※2.23.4より送信文字列の特殊文字が利用できます
Password プロキシの認証を行う場合のパスワード
接続時に… 接続時にサーバー、ユーザー、パスワードの入力を要求します
下記プログラムを… プロキシプログラムをパイプでつないで接続します
送信文字列の特殊文字が利用できます

3.2 通信関連のオプション設定


オプション
行単位で送信遅延… 行単位で送信を行い、送信文字数x文字単位(ms)+行単位(ms)を最大値待ち時間として次を送信します。文字単位のみ小数点以下3桁まで指定できますが内部でusに変換し最大値の計算ではmsで切り捨てられます
例:100文字x0.1ms+100ms=110ms
受信が指定時間… 送信遅延している間に最後に受信した文字がら指定時間(ms)受信が無い場合に最大待ち時間以内であっても次を送信します
※定期的な受信やエコーバックが無い場合には、正しく動作しません
改行(CR)を確認… 送信遅延している間に改行文字<CR>を受信すると最大待ち時間以内であっても指定した時間(msec)待って次を送信します
※改行文字がエコーバックされない場合や複数の改行文字が返される場合などは、正常に動作しません
BPlus/ZModem… BPlus/ZModem/Kermitプロトコルでファイルの転送を自動で開始します。BPlusやZModemプロトコルは、昔パソコン通信(Niftyなど)で流行したファイル転送方法です。現在では、ほとんど使われていないと思いますが、Unix上のサーバープログラムのソースをここに置いておきます
BPlusサーバープログラムソース bp.tar.gz
キーボード入力… 行単位で編集してから送信します。ただしコントロールコードなどを送信しなくなりますので注意してください
※2.27.7からコントールコードを^?の形で表示編集出来るようにしました
接続が…再接続 接続が切れると再接続の確認を表示して動作を選択
接続が…閉じない 接続が切れてもウィンドウを閉じません
接続が…終了する 接続が切れれば自動でウインドウを閉じて他に接続が無ければプログラムを終了します
画面更新が… 一定時間(分単位)、画面の更新が無いとスリープ画面に移行します。スリープ画面は、キー入力などで通常画面に戻ります
ブロードキャスト(同時送信)
右のグループ… ブロードキャストによる同時送信からの受信を右のグループ以外から受け取りません。グループが指定されていない場合は、すべて受信しません
また、右のグループ名を指定した場合は、同じ名前のグループ名を持つ接続だけに同時送信します。グループが指定されていない場合は、すべてに送信します
すべての同時送信… すべての同時送信されたデータを受け取りません
ブロード・グループ… この接続から同時送信しないようにします
TCP/IP
送信・受信の… 送信・受信共に帯域制限を掛けます
数値はKByte/Secで指定します
TCPのKeepAlive… TCPオプションのKeepAliveが有効のソケットを作成します
TCPのNoDelay… TCPオプションのNoDelayが有効のソケットを作成します
IPv6/IPv4 DNSから返された順番で接続を試みます
IPv6のみ IPv6アドレスのみ接続を試みます
IPv4のみ IPv4アドレスのみ接続を試みます
ローカルエディットの編集機能
←,→ カーソル(編集ポイント)を左右に移動
↑,↓ ヒストリー(過去の入力内容)を上下に移動。ヒストリーは、ターミナルオプションのヒストリーの保存・復元で画面と同時に保存可能
BS,DEL 1文字削除BSで左側、DELで右側
TAB プロトコルがPipeの場合は、ファイ名を補間。その他のプロトコルでは、ヒストリーの中から文字列を補間する。Pipeのファイル名補間は、CMD.EXEの使用を前提としてPROMPTがカレントディレクトリを示していると仮定しています。また実行プログラムの補間は、起動時のデフォルトのPATH環境変数を元に検索しています
CTRL+@ 編集中の文字列を送信します
CTRL+C Pipeの場合は、CTRL+C割り込みを送信、COMの場合は、ブレーク信号を送信します
CTRL+Z Pipeの場合は、CTRL+BREAK割り込みを送信、COMの場合は、ブレーク信号を長めに送信します
CTRL+X 入力途中の文字列をすべて削除します
CTRL+V クリップボードから文字列を貼り付けます
CR 行末コード(CR+LF,CR,LFなどを選択可能)を添付してすべての文字列を送信します
CTRL+INSERT メニュー・編集・ローカルエディットモードのショートカットで一時的にローカルエディットモードを有効・無効にします

3.3 プロトコルのオプション設定


TELNET
自動ユーザー… 暗号化された自動ユーザー認証を行いません
データの暗号化… 自動ユーザー認証後のデータ通信を暗号化しません
LINEMODEを… LINEMODEに移行しない
KeepAliveパケット… KeepAliveパケット(NULLパケット)を指定秒数間隔で送信します。ルーターなどで無通信が続く場合に切断されるのを防ぎます
SSH
SSHバージョン1… SSHバージョン1で接続します
シェル起動なし… SSH2で接続した場合にSHELLを起動しません。代わりにポートフォワードのログを表示します(SSH2のみ)
接続時にSFTP… 接続時にSFTPを起動するようにします。上記のシェル起動なしと併用するとSFTPの為のエントリーを作成することができます
エージェント転送… ユーザー認証を行うエージェント転送を有効にしssh-addを使用して認証キーの追加・削除を行うことができます(SSH2のみ)
DNSでホスト鍵… SSHで接続時にDNSでホスト名によるホスト鍵のチェックを行うようにします
※2.26.6からチェックの意味を反転して「する」にしました
KeepAliveパケット… KeepAliveパケットを指定秒数間隔で送信します(SSH2のみ)。ルーターなどで無通信が続く場合に切断されるのを防ぎます
RSA2認証鍵の… RSA2鍵の署名で使用するハッシュ関数を指定します
※バージョン2.27.3からデフォルトをSHA2に変更しました。古いサーバーなどの場合にSHA1に変更する必要があります
※openssh-7.2からSHA2を使用できます
※openssh-8.8からSHA1が使用できません
標準入出力の… 標準入出力のバッファサイズを変更します。小さくするとCtrl+C/S/Qなどの操作で表示との同期が速くなります
暗号方式 暗号・検証・圧縮方法の優先順位を任意に並べます
暗号方式などの設定
認証キー 公開鍵認証で使用する鍵を作成・表示します
認証キーの設定
ポートフォワード 特定のTCP/IPをサーバーに転送します
ポートフォワードの設定
端末モード 端末モードの設定をします
端末モードの設定
keyboad-inter… keyboard-interactiveをプラグインコマンドで処理します。プラグインの仕様は、PuTTYのプラグインに合わせています
※このページのほとんどの設定(KeepAliveを省く)は、次回接続時から有効になります(接続中の変更は、反映されませんのでご注意ください)
※2.29.3からsshの追加のバージョン情報の設定自体は、残しています(Protocol.VerIdent)

3.3.1 暗号方式などの設定


暗号・検証・圧縮方法の優先順位を任意に並べます
変更したい項目を選択してSHIFT+↑、SHIFT+↓で順位が変わります
参照:SSH2でのユーザー認証 SSH2での各種選択

※2.28.6からダイアログのサイズを変更出来るようにしました

暗号化のスピードは、以下のようになるようです(コンパイル条件により異なります)
arcfour>aes>twofish>blowfish>camellia>cast>idea>seed>serpent>3des
cbc>ecb>ofb>cfb>ctr
cipher MByte/sec cipher MByte/sec
arcfour 181.932 cast128-ctr 45.433
arcfour128 181.899 camellia256-cbc 41.647
arcfour256 181.899 camellia192-cbc 41.627
aes128-cbc 79.767 camellia192-ctr 39.588
aes128-ctr 73.463 camellia256-ctr 39.554
aes192-cbc 68.681 idea-cbc 36.200
aes192-ctr 64.197 idea-ecb 34.838
aes256-cbc 60.179 idea-ofb 33.421
aes256-ctr 56.910 des 33.045
twofish128-ctr 55.946 idea-ctr 32.348
twofish-ctr 55.928 seed-ofb 32.314
twofish256-ctr 55.895 seed-cbc 32.259
twofish192-ctr 55.861 seed-ecb 32.248
cast128-cbc 53.537 idea-cfb 31.949
camellia128-cbc 53.503 seed-cfb 31.883
blowfish-cbc 52.075 seed-ctr 31.019
twofish256-cbc 51.245 serpent192-cbc 23.314
twofish-cbc 51.212 serpent256-cbc 23.255
twofish128-cbc 51.179 serpent128-cbc 23.248
twofish192-cbc 51.179 serpent256-ctr 22.085
cast128-ecb 50.680 serpent128-ctr 22.052
camellia128-ctr 50.083 serpent192-ctr 22.052
blowfish-ecb 49.717 3des-cbc 12.520
cast128-ofb 48.139 3des-ecb 12.288
blowfish-ofb 47.774 3des-ctr 12.022
blowfish 47.326 3des-ofb 11.860
blowfish-ctr 46.429 3des-cfb 11.823
cast128-cfb 44.802 3des 11.029
blowfish-cfb 44.271

mac MByte/sec mac MByte/sec
umac-32 3245.134 hmac-sha1-96 252.706
umac-64 1616.805 hmac-ripemd160 143.920
umac-96 1135.934 hmac-sha2-224 103.819
umac-128 920.830 hmac-sha2-256 103.654
hmac-md5-96 339.488 hmac-sha2-384 54.334
hmac-md5 335.614 hmac-sha2-512 54.267
hmac-sha1 253.204 hmac-whirlpool 30.986

※すべての暗号アルゴリズムを検証していません
※ECB/CFB/OFBは、テスト環境しか実装していません

3.3.2 認証キーの設定


認証キー
参照:SSHでの公開鍵認証 SSHエージェントを利用
認証キーリスト チェックマークを入れた認証キーをこのサーバーエントリーで使用します。複数選択すれば上から順番に接続を試みます。また、SSHエージェント(ssh-agentやPuTTYのPAGEANT)で利用できる認証鍵もここで管理し優先順位や使用の有無を設定します。右クリックで選択するとメニューが表示され下記の処理以外に削除や署名付きの公開鍵の読み込みなどができます
上へ・下へ 認証キーリストで選択した認証キーを上下ボタンで移動してアクセストライの順位を設定できます
公開鍵 認証キーリストで選択した認証キーの公開鍵をクリップボードにコピーします
インポート ファイルに保存された認証キーを読み込みます。正しいパスフレーズを入力しないと読み込めません
対応している鍵のファイル形式
OpenSSL
PEM/PFX
ssh-rsa,ssh-dss
ecdsa-sha2-*
ssh-ed25519/448
OpenSSH
bcrypt KDF
ssh-rsa,ssh-dss
ecdsa-sha2-*
ssh-ed25519
ssh-xmss@openssh.com
ssh.com ssh-rsa,ssh-dss
PuTTY
Ver.1/2/3
ssh-rsa,ssh-dss
eddsa-sha2-*
ssh-ed25519/448
エクスポート 認証キーリストで選択した認証キーをファイルに保存します。作成時に設定したパスフレーズを入力しないと保存できません
エクスポート出来るファイル形式と鍵の種類
※鍵の種類(RSA1/ED25519/ED448/XMSS)により保存できるフォーマットが制限されますので注意
OpenSSL(PEM) ssh-rsa,ssh-dss
ecdsa-sha2-*
OpenSSL(PFX) ssh-rsa,ssh-dss
ecdsa-sha2-*
ssh-ed25519/448
OpenSSH
bcrypt KDF
ssh-rsa,ssh-dss
ecdsa-sha2-*
ssh-ed25519
ssh-xmss@openssh.com
PuTTY(Ver2)
PuTTY(Ver3)
ssh-rsa,ssh-dss
eddsa-sha2-*
ssh-ed25519/448
RSA1/RSA2/DSA2
ECDSA/ED25519
ED448/XMSS
作成する認証キーの種類を指定します(RSA1/RSA2は、基本的に同じですが、エクスポートする際の形式が異なります)

openssh-5.7以上ならECDSAが利用できます
openssh-6.5以上ならED25519が利用できます
openssh-7.0以上からDSAがデフォルトで使用できません
XMSS
10/16/20

ECDSA
256/384/521

DSA
768/1024

RSA1/2
2048/3072/4096
8192/16384
認証キーのサイズを指定します。サイズが大きい程、作成するのに時間がかかります。詳しくはSSHでの公開鍵認証を参照

10 16 20 - 256 384 521 768 1024 2048 4096 8192
RSA1/2 - - - - - - - - -
DSA2 - - - - - - - × × ×
ECDSA - - - - - - - - -
ED25519 - - - - - - - - - - -
ED448 - - - - - - - - - - -
XMSS - - - - - - - - -
△推奨しません、〇使用できます、◎推奨します
×環境により使用できません

※DSA2は1024のみ互換性があります
※ED25519では、ビットサイズ指定できません
※XMSSは、ビットサイズではありません。インデックスのサイズを2のn乗で表します(2^10=1024)
Name 任意の名前を付けることができます
作成 作成時にパスフレーズの設定が必要です
※XMSSで20の場合は、鍵の作成に1時間程かかります

3.3.3 ポートフォワードの設定


Port Forward
参照:SSHによる多段接続
ポートフォワードリスト チェックマークを入れたポートフォワードの設定を起動時に実行します。チェックマークを外すと設定は、削除されませんが実行されません

※2.29.0からリストを複数選択(ShiftやCtrlを押しながらクリック)して削除などが出来るように変更しました。また右クリックのポップアップメニューですべてをクリップボード経由(TAB区切りのテキスト)で更新などを追加しました
新規 新たに設定を追加します
編集 設定の変更を行います
削除 設定を削除します
X11ポートフォワード X11クライアントのポートフォワードを有効にします。X11サーバーをローカルで起動しSSH2で接続するとX11端末のように動作するようになります
DISPLAY X11のDISPLAY環境変数のデフォルト値です。環境変数にDISPLAYが設定されていない場合にこの値を使用します
xauthのチェックを X11ポートフォワード開始時にX11サーバーの固有識別子(クッキーデータ)を作成してX11クライアントからの接続時にチェックを行いますが、そのチェックを省きます。また、本来のX11サーバーでxauthによるクッキーが設定されている場合は、個別に指定して置換することもできますが、あまり必要が無いと思います
Protocol Name
Protocol Data
SSH2 ポートフォワードの設定
Listen
Local ローカル側で待機します
Local Proxy ローカル側のHTTP/SOCKSサーバーで待機します
Remote リモート側で待機します
Remote Proxy リモート側のHTTP/SOCKSサーバーで待機します
Connect 転送するホスト名とポート番号を指定します
※Local/Remote Proxy Serverの場合プロトコル内で動的に設定されます

例: localhost:pop3 > mailxxx.com:pop3

RLoginが動いているパソコンでダミーのpop3サーバーを開き、接続があった場合には、その内容をSSH2で暗号化して安全にmailxxx.com:pop3に転送します

※2.28.0からSOCKSサーバーに加えてHTTPのCONNECT/GETなどのプロキシーサーバーにも対応しました。簡易な実装なのでユーザー認証などには、対応していませんのでご注意ください

3.3.4 端末モードの設定


端末モードの設定
Name/Value 端末で使用するコントロール文字などを設定します。デフォルトの設定などは、各種OSによって色々ですがユーザーのログインスクリプトなどでも変更される場合がありここでの設定が反映されないこともあります

3.4 スクリプトのオプション設定


スクリプト
エントリー・スクリプト 接続時に実行するスクリプトファイルを設定します
※2.23.4より送信文字列の特殊文字が利用できます
トレースデバック 簡単なスクリプトのチェックを行う
スクリプト 直接実行スクリプトを編集します。上記スクリプトファイルにライブラリを関数定義してここでエントリーごとに実行する関数を呼び出すような使い方ができます。また、短いスクリプトならここに直接記載できます

スクリプトの詳細は、「スクリプト仕様書」を参照してください

FAQにもう少し実用的?なスクリプトのサンプルと解説を記載しました

サンプルのスクリプトファイル(script.txt)

MatStrCol(); // 指定文字列に色を付ける
TekClock(); // アナログ時計
TekClock2(); // 図形回転のアナログ時計
TekFeq(); // スピーカーフィルター特性
「編集」メニューに「アナログ時計」を追加するサンプルスクリプト
menu(0, "アナログ時計", "TekClock2");

function TekClock2() {
        ofs = complex(1500, 1500);
        hou = [ complex(0, 600), complex(40, 0), complex(0, -100), complex(-40, 0), complex(0, 600) ];
        min = [ complex(0, 900), complex(40, 0), complex(0, -100), complex(-40, 0), complex(0, 900) ];
        sec = [ complex(0, 920), complex(20, 0), complex(0, -200), complex(-20, 0), complex(0, 920) ];
        d = -2 * PI;

        //iconstyle("TekClock2を実行中");
        tekopen(1);
        
        while ( !Document.Abort ) {
                tekclear(1);
                t = getdate(time());

                for ( n = 0 ; n < 60 ; n++ ) {
                        i = d * n / 60;
                        pxy[0] = complex(0, (n % 5) == 0 ? 930 : 950) * complex(cos(i), sin(i)) + ofs;
                        pxy[1] = complex(0, 990) * complex(cos(i), sin(i)) + ofs;
                        tekpoly(pxy, 4, 0, 1, 1);
                }

                for ( n = 0 ; n < 5 ; n++ ) {
                        i = d * (t.hour * 60 + t.min) / 720;
                        hxy[n] = hou[n] * complex(cos(i), sin(i)) + ofs;
                        i = d * (t.min * 60 + t.sec) / 3600;
                        mxy[n] = min[n] * complex(cos(i), sin(i)) + ofs;
                        i = d * t.sec / 60;
                        sxy[n] = sec[n] * complex(cos(i), sin(i)) + ofs;
                }

                tekpoly(hxy, 2, 0, 1, 1);
                tekpoly(mxy, 2, 0, 1, 1);
                tekpoly(sxy, 3, 0, 1, 1);

                tekflush(0);
                sleep(1000);    // 1秒待ち
        }
}

3.5 スクリーンのオプション設定


スクリーン
参照:フォントの設定
1行あたりの… 一行あたりの文字数を20~512文字に設定します
DECCOLMの… DECCOLM(ESC[?3h)の処理でウィンドウをリサイズして1行あたりの文字数を変更します
フォントサイズ… フォントサイズ(ピクセル単位)から一行あたりの文字数を計算します。
※2.19.1から括弧内の数値でポイント換算した値を示すようにしました
HiDPIの変更… HiDPI(ディスプレイの設定の拡大)が変更されたディスプレイに移動した場合に自動でウィンドウサイズやフォントサイズを変更します
※このオプションをチェックした場合は、上記フォントサイズのピクセル値が実際と異なります。括弧内のポイント換算は、追従して計算されます
スクリーン左右の スクリーン左右の余白をピクセル単位で設定します
フォントの縦横比… フォントの縦横比を設定します
ベルコード(07)… None/Sound/Visual/Bothから選択します
文字カーソル… デフォルトの文字カーソル形状をBox/Under/VerticalとBlink/Steadyの組み合わせで選択します。右の色見本をクリックすると色を変更することができます。描画方法はXORで行いますので背景色により実際に表示される色が異なります。黒背景なら一致しますが白背景の場合は、補色で表示されますのでご注意ください。また、色を黒(0,0,0)にすると接続ごとに色を自動で変更します
IMEオンで文字… IMEがオンの時に文字カーソルの色と形を変更するようにします。形は、変更しないがデフォルトです
CSI 1-6/9/10 t … ウィンドウの移動やリサイズをコントロールコードで操作できるようにします。全体のメインウィンドウがリサイズされるのでご注意ください
アクティブでない… 子ウィンドウのフォーカス移動でアクティブでないウィンドウの文字の輝度を半分に落として表示します
OSのスリープモード…
None OSのスリープモードの抑制をしません
Active コンソールへの受信・ファイルの送受信時は、スリープモードへの移行を抑制します
Always 接続中は、常にスリープモードへの移行を抑制します
ウィンドウタイトル 
初期タイトル
Entry %E サーバーエントリー
Host %S 接続先ホスト名
Port %S:%p ホスト名:ポート番号
User %U ユーザー名
Status %s Open/Connect/Close
※2.22.0より任意文字列を指定できるように変更しました。文字列には、送信文字列の特殊文字が使用できます
報告を禁止 CSI 20/21 tでのタイトル名リポートを禁止
変更を禁止 OSC 0/1/2 での変更を禁止

3.6 制御コードのオプション設定


エスケープシーケンス
ESC/CSI/DCS ESC/CSI/DCSシーケンスを個別に変更します
 セット時の... CSIシーケンスのオプションを個別に設定します
オプション一覧を参照
改行コード
受信した改行… 0D(CR),0A(LF)の文字コードを受信した時のそれぞれの動作を変更します
0D(CR)) 0A(LF)
CR+LF キャリッジ
リターン
左端に移動
ラインフィード
改行、スクロール
標準の設定
CR 左端に移動して
改行、スクロール
何もしない 0D(CR)コード
だけで
CR+LFの
動作を行う
LF 何もしない 左端に移動して
改行、スクロール
0A(LF)コード
だけで
CR+LFの
動作を行う
CR/LF 左端に移動して
改行、スクロール
左端に移動して
改行、スクロール
0D(CR),OA(LF)
共に
CR+LFの
動作を行う
送信する改行… 標準のRETURN(ENTER)キーを押した時に送信するコードを指定します
CR 0D(CR)のみを送信する 標準の設定
LF 0A(LF)のみを送信する 0D(CR)を0A(LF)に変換して送信します
CR+LF 0D(CR)と0A(LF)を送信 0D(CR)を0D(CR)0A(LF)に変換して送信します
キーボードのオプション設定でRETURNキーに0D(CR)以外のキーコードの割り当てた場合は、正しく動作しないのでご注意してください

DECSET/DECRSTで変更できる主なオリジナルのオプション設定
8403 太字でボールドを表示 高輝度でボールドを表示
SGRの1で太字を使用してボールドを表示します。ただし字体が崩れて表示される場合があります
8428 Aタイプを半角で表示 Aタイプを全角で表示
UNICODE仕様書のEastAsianWidth.txtでAタイプ(Ambiguous)で定義された文字の表示幅を設定します。フォントによりかなり違いがあります
参照:罫線が表示されない UTF-8表示仕様
8437 漢字コードを自動追従 漢字コードを変更しない
漢字コードがエラーを起こした場合に自動で変更します。エラーを起こすまで変更しないので文字化けは、起こります
8454 C1制御文字を無視する C1制御文字を処理する
UTF-8を使用中にSJISやEUCの文字を受信するとコードによりバッファリングされて文字表示が停止する場合があります。それを抑制するオプションです
8455 スクロールして消去 通常の全画面消去
全画面消去をスクロールして消去したように見せます。ただし消去プロテクト(SPA/ERM)などの処理が正しく行われないので注意が必要です
参照:通信ログの設定
8459 ¥キーでU+00A5を送信 ¥キーでU+005Cを送信
文字セットがUTF-8の場合に¥キーで送信する文字コードをU+00A5(¥)を送信するようにします。これは、ISO646を理解してASCIIフォントセットの5/12でバックスラッシュ(\)が表示されるような環境の場合にキーボードの¥キーで¥を送信したい場合を想定しています

3.6.1 ESC/CSI/DCSの設定


ESCシーケンス、CSIシーケンスの変更したいリストをダブルクリックするとそれぞれのシーケンスの設定ダイアログが表示されます。ファンクション名の部分を「NOP」にすると何もしなように変更することができます

各種IDでは、DA1,DA2,DA3で応答する番号の初期値を設定できます。vimなどでは、TERM環境変数が"xterm"の場合にDA2による問い合わせでFirmware Version(xtermではバージョン番号)を確認し動作を変更するようです。(241以上で256色の使用、277以上でマウストラッキングでSGRモードを使用)

例:OSC(ウインドウタイトルの設定・文字色パレットの変更)を禁止する

ESCシーケンス
Code: ]
Func: OSC -> NOP


例:CSIシーケンスをVT520互換に設定する

CSIシーケンス
Code: p
Func: ORGBFAT -> DECSSL

Code: s
Func: SCOSC -> DECSLRM

Code: t
Func: XPWOP -> DECSLPP

Code: u
Func: SCORC -> DECSHTS

Code: v
Func: ORGSCD -> DECSVTS



3.7 拡張機能のオプション設定


各種オプション
455 サイズを表示しない 画面サイズを表示する
画面サイズが変更されると画面中央に横x縦サイズを自動で表示します。表示は、約3秒ほどで自動で消えます
456 イメージを全表示する イメージを部分表示する
Sixel/Imageを外部ウィンドウで表示する場合の表示方法を選択します。全表示では、上下/左右に余白が表示されます
462 ワード単位で調整 文字単位で調整する
プロポーショナルフォントの調整方法を選択します
471 タブも移動する ペインの移動のみ
ペインの移動コマンドの動作が変化します。現在のペインでアクティブな接続が移動することになります
474 通信ログをフラッシュする 通信ログをフラッシュしない
通信ログファイルを定期的に書き出し更新(フラッシュ)するようにします
※通常、ファイルのフラッシュは必要ありません。ログの保存中でも現在の内容を別のアプリケーションで開くことが出来ます。(アプリケーションレベルでのフラッシュ(メモリ上のデータの書き出し)は、常に行っています
※ファイルサイズやファイル更新を確認する必要がある場合などにフラッシュすれば、リアルタイムに更新されますが、OSレベルでのライトキャッシュもHDDなどにフラッシュされるようなので非常に重い処理になります
475 微妙なカレット 通常のカレット
文字カレットを動画で点滅させます
※あくまで試験的な実装です。あまり実用性がありません
479 積極的に更新 通常の画面更新
ウィンドウの画面更新を積極的に行うようにします
※画面の変更があった場合に即時に更新するようにします。通常は、OSのペイント処理でまとめて更新されますが、Windows 10では、遅延があるようなのでメッセージ処理後のアイドル時に更新するようにしています。それでも表示が遅延される場合には、このオプションが有効かもしれませんが、逆に表示更新が多くなって遅く感じる可能性があります
483 SOS/PM/APCをファイルに保存 保存しない
エスケープシーケンスのSOS/PM/APCでバッファリングしたデータをファイルに保存するようにします
494 カーソル行をぷるるん 全画面を点滅
スクリーンのオプション設定の「ベルコード(07)による動作を選択」で「Visual/Both」を選択した場合の動作を変更します。デフォルトは、「全画面を点滅」で端末画面を一時的に反転表示して点滅させます。このオプションをチェックして「カーソル行をぷるるん」にするとカーソルのある行だけを左右に細かく揺らします

OSC 1337 インライン拡張 インライン指定で表示できる画像(jpg/png/gif/bmp...)以外の場合に指定された拡張子のみファイルを作業用フォルダに作成してShell経由で外部プログラムで起動します。作業ファイルは、RLogin終了時に削除します。exeなどの実行プログラムなどは、指定しないでください。セキュリティ的に問題になる場合があります

3.8 ヒストリーのオプション設定


通信ログ
通信ログを… 通信ログを指定したファイルに年月日を追加して自動で作成します。ファイル名にChatScriptの「送信文字列の特殊文字」を使用することができます(%E-%D.txtなどが利用できます)
ファイルに保存… ログファイルに記録する形式を選択します
RAW 通信した内容をそのままの形で記録します
CTRL 制御コードを<XX>の形で記録します
CHAR 一部の制御コードと文字を記録します
LINE 行単位で記録します※1
PAGE ヒストリー単位で記録します※1
DEBUG 送受信のデバッグログを記録します
※1LINE/PAGEは制御コードを含みませんが通信内容と一致しませんので注意が必要です。5.10 通信ログの設定に詳細
ログの文字… ログファイルに保存する漢字コードを選択します
上記ログ形式でRAW以外で有効です
ログの先頭に… 行頭に時間を記録します
上記ログ形式でRAW以外で有効です
LINE/PAGEでは、時刻が不正確です

以下のstrftimeのフォーマットを指定できます
%a 現在のロケールにおける曜日の省略名
%A 現在のロケールにおける曜日の完全な名前
%b 現在のロケールにおける月の省略名
%B 現在のロケールにおける月の完全な名前
%c 現在のロケールにおける日付・時刻の表記
%d 月内通算日の10 進数表記 (01 - 31)
%H 24 時間表記での時 (00 - 23)
%I 12 時間表記での時 (01 - 12)
%j 年の初めから通算の日数 (001 - 366)
%L ミリ秒の10進数表記 (000 - 999)
%m 月の10 進数表記 (01 - 12)
%M 分の10 進数表記 (00 - 59)
%p 現在のロケールにおける午前・午後
%S 秒の10 進数表記 (00 - 59)
%U 年の日曜日からの週番号の10 進数表記 (00 - 53)
%w 週の日曜日からの10 進数表記 (0 - 6)
%W 年の月曜日からの週番号の10 進数表記 (00 - 53)
%x 現在のロケールにおける日付の表記
%X 現在のロケールにおける時刻の表記
%y 西暦の下2桁 (00 - 99)
%Y 世紀部分を含めた西暦年
%z 数値形式のタイムゾーン
%Z タイムゾーン名または省略名
%% '%'文字
%{.} 環境変数を展開します。編集機能は、送信文字列の特殊文字の仕様と同じです
%#c %#x
長い形式で表記
%#d %#H %#I %#j
%#L %#m %#M %#S
%#U %#W %#y %#Y
先頭の0を削除
ヒストリー
ヒストリーを保存… 接続終了時のヒストリーをファイルに保存し次回接続時に復元します。同じエントリーで複数接続した場合は、連番でファイルを自動で作成し管理します
※2.3.0から文字をUnicodeに変更しました。それ以前の物を復元すると漢字などが化けます
※2.7.2からファイル名にChatScriptの「送信文字列の特殊文字」を使用することができます(%E-%D.txtなどが利用できます
スクロールバック… 記録できる行数を設定します(400~200000行)。あまり多くの行を指定するとメモリを大量に使用し動作が遅くなります
※2.18.0からメモリマップでヒストリーバッファを管理しています。一行あたり16KBのメモリを消費しますので1000行で16MBです
トレースログ
トレースログファイル トレースウィンドウを開くと指定したファイルに即時ログを記録します。このファイル名にも「送信文字列の特殊文字」を使用できます
トレースバック… 記録できるトレースウィンドウの行数を指定ます(60-200000)。多く指定すると動作が極度に遅くなりますので注意してください

3.9 クリップボードのオプション設定


クリップボード
左クリック… 左クリックの範囲指定するだけで自動でクリップボードに文字列をコピーします。チェックなしでは、範囲指定のみ行います

※CTRLキーを押すと矩形選択モードになります
※SHIFTキーを押すと行選択モードになります
※左右ウインドウ外で行選択モードになります
参照:マウスによる範囲指定
コピー時に範囲… コピーした後に自動で範囲指定の解除を行わないにします
連続したスペース… コピーした文字列の連続したスペースをタブに変換します
RTFを作成 コピー時にRTF(Rich Text Format)を作成するようにします。MS Wordなどにペーストした場合に文字装飾や文字色、フォント情報、Sixelなどの画像を含めてペーストすることができます
None RTFを作成しません
Attr 一部の文字装飾をコピー SGR 1/3/4/7/9/21/64
+Color 文字色、背景色を追加 Word/一太郎では色制限
+Font フォント、文字サイズを追加 行サイズも設定
+Jpeg 画像をJpeg形式で追加 旧WordPadは不可
+Bitmap 画像をBitmap形式で追加 一太郎は不可
※すべての情報が正しくペーストされるわけではありません。受け取り側でかなり変化するようなのでご注意ください
http:で始まる… http:で始まる文字列をコピーすると自動でブラウザを起動します
右クリックで編集… 右クリックで編集メニューをポップアップで表示します
右ダブルクリック… クリップボードからのペーストを右ダブルクリックだけで行います
右クリックで… クリップボードからのペーストを右クリックだけで行います
ペースト確認しない すべてのクリップボードからのペーストを確認なしで送信します。シェルに多くの文字・複数行などを送ると意図しない動作の場合がありますので注意が必要です
※使用するシェルが拡張オプションの2004 Bracketed Paste Modeに対応しているなら有効にすることをお勧めします
複数行などで確認 複数行やコントロールコードが含まれる場合にペーストするテキストを確認・編集するダイアログを表示します
常にペーストを確認 常にペーストで確認・編集ダイアログを表示します
ペーストするテキスト… ペーストするテキストの末尾の改行を無条件で削除します。複数の改行がある場合は、末尾の改行のみ削除します
ワード選択文字 左ダブルクリックでクリップボードにコピーするワード文字列を設定します。ワードと認識するのは、0-9,a-Zとここで指定する記号などの文字と漢字の場合は、ひらがな、カタカナによる簡単な文節です
URL文字列 自動でブラウザを起動するURL文字列を設定します
制御コードによる… OSC 52 によるクリップボードの読み書きを許可します
※2.22.3よりOSC52?によるクリップボードの読み込み時のホストに送信するテキストの改行コードをLFのみCRのみCRLFを選択できるようにしました

3.10 マウス関連のオプション設定


マウス
通常のマウスカーソル 通常のマウスカーソルを「I」で表示します
同時送信やマウスイベント時には、変化します
右クリックの上下で… 右クリックの上下移動でスムーズスクロールします

※ボタンを放した時の移動スピードでスムーズスクロールを維持する猫の手タイプのスクロールです
タブバーのタブ… タブバーのタブにマウスを移動した場合に行う動作を選択します
None 何も行いません
Ghost 重ねて合成表示します
Info 接続情報を表示します
Ghost+Info どちらも実行します
マウスホイール
ホイールを動かして… マウスのホイールでスクロールする方向や量を指定します

※2.10.9からshift+wheelですべてのウィンドウを同時にスクロールすることができます
アプリモード時…  キーコードがアプリモードの場合にマウスホイールの動作を上下カーソルキーが押されたようにする動作を禁止します
ヌルヌルを禁止 マウスホイールのヌルヌルした動作を禁止します
マウスイベント
マウス左ボタン 送信するボタン番号を1-6までの番号を選択
マウス右ボタン 送信するボタン番号を1-6までの番号を選択
Shiftキー Shiftキーのコードをshift,meta,ctrlから選択
Ctrlキー Ctrlキーのコードをshift,meta,ctrlから選択
ファイルのドラッグ&ドロップ
ドロップ動作 送信するコマンド アップロード
Non なし 何もしません
BPlus bp -d %s\r コマンドを送信します
※通信の設定でBPlusの自動起動を有効にする必要があります
XModem rx %s\r コマンドを送信しXModemアップロードを起動します
Ymodem rx %s\r コマンドを送信しYModemアップロードを起動します
ZModem rz\r コマンドを送信しZModemアップロードを起動します
SCP scp -t %s SSH2で接続している場合のみバックグランドでSCPを起動しファイルを転送します
※別プロセスで起動する為にカレントディレクトリがユーザーホームになりますので転送先にご注意ください
Kermit  kermit -i -r\r  コマンドを送信します
※通信の設定でKermitの自動起動を有効にする必要があります
File なし ファイルをそのまま送信します
※サーバー側でのデータの取りこぼしや意図しないエコーバック、シェルによる実行などにご注意ください

3.11 フォントのオプション設定


文字セット
参照:フォントの設定 フォントの表示品質
Charcter Set EUC,SJIS,ASCII,UTF-8の文字セットを切り替えます
GL/GR 現在選択されている文字バンクを変更できます
G0,G1,G2,G3 文字バンクに文字セットを設定します
フォントセット
デフォルト Font Face Nameのデフォルトです。フォント名の指定がないフォントセットは、デフォルトフォントでの表示を試みます。ただしフォントセット内のWindows Character Setを優先して検索しますのでデフォルトフォントにそのCharacter Setのフォントが無い場合は、Windowsが適当なフォントを選択して表示します

※すでに登録されたフォントセットをすべて初期化するには、リスト内の右クリックで「初期化する」を選択してください。2.17.4よりVT100セット以外、フォント名は、空白にしました
…置換しない 上記説明のWindows Character Setを優先して検索する動作を禁止してフォント置換を行わないようにします。結果、下記フォントリストのInフィールドでXのフォンセットは、文字化けや非表示が起こる可能性があります
サンプル デフォルトフォントの変更時やフォントリスト選択時に、そのフォントのサンプルを表示します
UNICODEフォント… 文字セットがUTF-8の時に使用するUNICODEフォントセットでEastAsianWidth.txtで規定された文字サイズを変更することができます。ただしサーバー側のアプリケーションとの連携が必至なので安易に変更すると文字列編集などで表示が崩れるので注意です
参照 UTF-8の文字サイズ変更 RLUCSIZE
フォントリスト ISO2022に従ったフォントセットのリストです
Entry 文字バンクで表示・選択する任意名称
Bank 文字セットの種類 94,96,94x94,96x96
Code 文字セットのDscs
CSet Windowsのフォント選択で使用するCharacter Set
Face Windowsのフォント名
In 指定フォントにCharacter Setが含まれるかどうかを〇×で示します
Alt.Font 拡張フォントセットの切り換え(ESC[10m-20mにて選択)
新規 新たに設定を追加します
編集 設定の変更を行います
削除 設定を削除します

※GL/GR/G0,G1,G2,G3は、ISO-2022にしたがったエスケープシーケンスで動的に変化します
※Bank94のCode"0"は、VT100グラフィックキャラクターセットとして使用していますがWindowsフォントとして標準では、存在しません。TeraTermに付属する「Tera Special」などのフォントが別途必要です

3.11.1 文字セットのIconv設定


Iconv Set 各種漢字コード変換に使用するiconvキャラクターセットを設定します
EUC EUCJP-MS/EUCJP/EUC-JISX0213から選択
それぞれの違いをEUCJP-MSとの違いでテーブルにしてみました
SJIS CP932/SHIFT-JIS/SHIFT-JISX0213から選択します
※それぞれの違いをCP932との違いでテーブルにしてみました。ブラウザで使用されるフォントとRLoginで使用するフォントにより表示が異なります
※一部のコードは、CP932と互換になるように内部で変換しています。これは、Windowsの言語設定のCP932と合わせる為です
(U+005C,U+007E,U+2015,U+2225,U+FF0D,U+FFE0,U+FFE1,U+FFE2)
ASCII ISO-2022-JP-MS,ISO-2022-JP-1,ISO-2022-JP-3から選択
UTF-8 UTF-8のみ

漢字コードの変換経路を下記に示します
キーボード、クリップボード UNICODE(UTF-16)
各種漢字コードに変換して
サーバーに送信
EUCJP,SJIS,ISO-2022-JP,UTF-8
[Character Set/Iconv Set]
サーバーからの受信 EUC,SJIS,ASCII,UTF-8
[Character Set]
プログラム内部の文字バンクに
漢字コードを変換(*1)
JIS X 0208-1990/JIS X 0212-1990
JIS X 0213-2000.1/JIS X 0213-2000.2
[Character Bank]
すべてUNICODEに
変換をして表示(*2)
UNICODE(UTF-16)
[Fonts Set]

(*1)SJISのみコード変換が行われ漢字コードが変化する場合があります
(*2)Windowsフォントに変換できないもしくは、フォントがインストールされていない場合は、UNICODEに変換を試みて表示を行います。それでも表示できない文字は空白文字になります

3.11.2 各フォントのパラメータ設定


Font Parameter
Font Name 文字バンク設定に使用する任意の名前です
Code ISO-2022 ESCシーケンスで使用するCODEです
IConv Character Set iconvでコード変換に使用する名前を選択します
Bank 1バイト文字 94(0x21-0x7E) 96(0x20-0x7F)
2バイト文字 94x94(0x2121-0x7E7E) 96x96(0x2020-0x7F7F)を使用します
Windows Character Set Windowsのフォント参照するCHARACTER_SET番号を設定します
Font Face Name Windowsのフォント名を指定します
Font Windowsのフォント名を選択します
※スタイル、サイズ、文字セットは、無視されます
Alt.Fonts 拡張フォントセットのフォント名切り換え
※Alt.Fonts 0(ESC[10m)にゴシック体、Alt.Fonts 1(ESC[11m)に明朝体などのフォントを個別に設定することができます
GRバンク用… 1バイト文字の場合0x80-0xFFまでの文字をGRバンク用として使用します
UTF-8で… UTF-8表示時にこのフォント設定で表示するブロックを設定します
94/96の場合… Bankが94/96でGLバンク用の場合ISO646で変更可能な文字を設定します
"0"ゼロに右の… 数字の"0"ゼロに任意の文字を重ねて表示します
"/"を重ねると”Ø”のように表示するようになります
Disp Zoom 文字の大きさを基準%で変更します
Disp Offset 文字のベースラインを%で変更します
Font Quality 文字表示の品質を指定します

※Windowsのフォントが選択される条件としては、Windows Character Setの方がFace Nameより優先されるようです。使用するフォントがWindows Character Setを持っているかが重要のようです
※2.3.0よりCode,Bank,IConv Chacter Setなどを変更しても次回起動から有効になります。すでに表示されている文字は、変更されませんのでご注意ください
※2.6.4より半角・全角の区別が無いフォントを強制的に全角コードの文字を倍の横幅で表示するようにしました。フォントによっては、表示が崩れる場合があります
※2.10.7よりUNICODEのデフォルトフォントをMSゴシックに変更しました。漢字の表示が普通になりますがすべてのUNICODEを表示できません。すべてのコードを表示する場合は、フルセットのUnicodeフォントに変更してください

3.11.3 UNICODEのブロック設定


文字セットがUTF-8の時にUnicode Block単位で使用するフォントセットを選択することができます。かなりややこしいですがUTF-8時に表示されない文字などを変更することができます

文字セットがUTF-8の場合、U+00-7FはGL、U+80-FFはGRに従って表示するフォントセットが選択されますがU+100-10FFFFはUNICODEフォントセットを使用します。このブロック選択で特定の範囲のUNICODEを指定のフォントセットの設定に置換して表示するようにすることができます。(Unicode Block Fontsetでは、U+00 Basic Latin,0x80 Latan-1 Supplementも便利上表示していますが結果的に置換されません)

左のリストで右クリックするとクリップボードにすべての設定がタブ区切りのテキストで保存・設定することができます。下記に日本語、ハングルなどの設定例を示します

U+000370 GREEK (ISO8859-7) Greek and Coptic
U+000400 CYRILLIC (ISO8859-5) Cyrillic
U+000500 CYRILLIC (ISO8859-5) Cyrillic Supplement
U+000590 HEBREW (ISO8859-8) Hebrew
U+000600 ARABIC (ISO8859-6) Arabic
U+000750 ARABIC (ISO8859-6) Arabic Supplement
U+000E00 THAI (ISO8859-11) Thai
U+001100 KSC5601-1987 Hangul Jamo
U+002500 JIS X 0208-1978 Box Drawing
U+002580 JIS X 0208-1978 Block Elements
U+0025A0 JIS X 0208-1978 Geometric Shapes
U+002600 JIS X 0208-1978 Miscellaneous Symbols
U+002700 JIS X 0208-1978 Dingbats
U+002800 JIS X 0208-1978 Braille Patterns
U+002E80 JIS X 0208-1978 CJK Radicals Supplement
U+003000 JIS X 0208-1978 CJK Symbols and Punctuation
U+003040 JIS X 0208-1978 Hiragana
U+0030A0 JIS X 0208-1978 Katakana
U+003100 GB2312-1980 Bopomofo
U+003130 KSC5601-1987 Hangul Compatibility Jamo
U+003190 JIS X 0208-1978 Kanbun
U+0031C0 JIS X 0208-1978 CJK Strokes
U+0031F0 JIS X 0208-1978 Katakana Phonetic Extensions
U+003200 JIS X 0208-1978 Enclosed CJK Letters and Months
U+003300 JIS X 0208-1978 CJK Compatibility
U+003400 JIS X 0208-1978 CJK Unified Ideographs Extension A
U+004E00 JIS X 0208-1978 CJK Unified Ideographs
U+00AC00 KSC5601-1987 Hangul Syllables
U+00D7B0 KSC5601-1987 Hangul Jamo Extended-B
U+00F900 JIS X 0208-1978 CJK Compatibility Ideographs
U+00FE30 JIS X 0208-1978 CJK Compatibility Forms
U+00FE50 JIS X 0208-1978 Small Form Variants
U+00FF00 JIS X 0208-1978 Halfwidth and Fullwidth Forms
U+020000 GB2312-1980 CJK Unified Ideographs Extension B
U+02A700 GB2312-1980 CJK Unified Ideographs Extension C
U+02B740 GB2312-1980 CJK Unified Ideographs Extension D
U+02B820 GB2312-1980 CJK Unified Ideographs Extension E
U+02F800 GB2312-1980 CJK Compatibility Ideographs Supplement



「UNICODEフォントセットの文字サイズ上書き」で右クリックで表示されるポップアップメニュー「新規作成」「項目編集」でもこのダイアログが表示されます。その場合は、フォントサンプルを左クリックでスタートコード、右クリックでエンドコードの指定ができます

3.11.4 ISO646の文字設定


GL用の94/96バンク文字の場合ISO646で設定された各種文字セットの変更可能な文字を指定することができます。これは日本語フォントに残る「円記号問題」などに対処する設定です

まず、フォントのISO646での種類をサンプル表示を参考に指定します。これはややこしいですが日本語フォントの場合に5/12の文字が「¥」か「\」で判定できます。欧文フォントなどはUSがほとんどです(現在では、ISO8859が設定された以降のフォントはUSだろうと思います)

次に表示で用いる変換後のISO646の種類を設定します。大まかに変換すべき文字を自動で判断して文字コードが設定されます。基準としては、変更すべき文字が別のUNICODEに設定されますが、USの文字が無い場合は、U+FF00のフルワイドの文字に変更します

左記の例では、フォントがISO646-JPに見えますが実は微妙です。5/12が「¥」で7/14が「~」ですがISO646-JPでは7/14が「 ̄」です。したがってこのフォントの場合、フォントセットの該当するASCII(ANSI X3.4-1968)とJIS X 0201-Romanの設定をそれぞれ置換する必要があります

変換前 変換後
ASCII(ANSI X3.4-1968) JIS X 0201-Roman
5/12 U+FF3C(\)/U+2216(\) U+005C(¥)/U+00A5(¥)
7/14 U+FF5E(~)/U+007E(~) U+203E( ̄)

3.12 カラーのオプション設定


Color Set
参照:文字色の一括変更
16色カラーテーブル 16色のカラーセットを選択
編集ボタンで数値テーブルを編集します
色見本をダブルクリックすると変更できます
16色を同時にスライダーでコントラスト(C)、明るさ(B)、色相(H)を変更します
文字カラー 上の[Color Table]の色見本をドラックしてここにドロップすれば設定を変更できます
透明化 ウインドウ全体を半透明します
左(0)で薄くなり右(255)で不透明です
Sleep Time 指定時間、通信が無いとウインドウを透明化します
ガラス効果… Vista/Win7でガラス効果でウィンドウを表示します
※2.21.2よりOSにガラス効果が無い場合は、デスクトップを透過表示するにしてみました
ダークモード… Win10以上のダークモード対応を有効にします
文字装飾 文字属性を変更できます
カラー絵文字 Windows 8.1以降の場合は、DirectTextを用いて指定したフォントでカラー絵文字を表示します。DirectTextに対応していないWindowsや画像で絵文字を表示したい場合は、PNG画像ファイルのあるフォルダを指定するとその画像で絵文字を表示します。emojiフォルダを指定しない場合は、デフォルトでRLogin実行時の作業フォルダ、RLogin.exeのあるフォルダを検索します。EmojiOne Colorから作成したカラー絵文字のPNG画像ファイルです。以下の中から絵文字の表示方法を選択することが出来ます
モノクロ絵文字 モノクロ絵文字で表示します
カラー絵文字 最後に更新された絵文字を随時表示します。大量の絵文字を表示すると遅延して表示しますが従来型のように他の操作をブロックしません
モノクロ置換 モノクロの絵文字を表示し随時カラー絵文字に置き換えて表示します
カラー従来型 従来の表示順位で表示しますが、画面上の絵文字が表示し終わるまですべての画面更新や操作がブロックされます。大量の絵文字を一度に表示すると他の操作が出来ませんのでご注意ください

3.13 背景のオプション設定


バックグランド画像
参照 バック画面で使用する画像をBMP/JPEGなどから選択できます
※2.23.4より送信文字列の特殊文字が利用できます
画像の配置方法
FILL アスペクト比を維持して拡大・縮小。はみ出す部分は表示しません
FIT アスペクト比を維持して拡大・縮小。余白は、背景色で塗りつぶします
STRETCH アスペクト比を無視して拡大・縮小
TILE 左上から並べて表示します
CENTER 中央に表示します
PAN メインウィンドウを基準にFILLで配置します
DESK デスクトップを基準にFILLで配置します
※マルチディスプレイには、対応していません
LT/LC/LB 横位置:[L]eft,[C]enter,[R]ight
縦位置:[T]op,[C]enter,[B]ottom
の組み合わせで画像を拡大縮小無しで配置します
※CCは、上記CENTERと同じです
CT/CC/CB
RT/RC/RB
テキスト描画
テキストを追加 画像が指定されている場合は上書きで文字列を描画します
画像無しの場合は、文字列の画像を作成します
横表示位置 文字を表示する横位置をLEFT/CENTER/RIGHTで指定
縦表示位置 文字を表示する縦位置をTOP/VCENTER/BOTTOMで指定
文字色 文字の色を指定。描画オプションの明るさ調整の影響を受けます
使用するフォント 文字描画に使用するフォントを指定
表示する文字列 任意の文字列と送信文字列の特殊文字」を使用することができます。改行は"\r\n"で表します
描画オプション
明るさ調整 バックグランド画像の明るさを黒~白で調整します
合成比率 文字の背景色や反転表示時に画像と合成する比率を調整します
薄い~濃いで背景色が濃くなります。ただしデフォルトの文字カラーの背景色は、合成せずに透過します
アクティブな時のタブバーの背景色
※2.29.0からダークモード時は、背景色と文字色を入れ替えて表示しますので意味が逆転します。ご注意ください
背景色をグラデーション 下記の背景色をグラデーションで描画します
タブバーの背景色 このエントリーがアクティブになった時のタブバーのタブの背景色を色見本をクリックすると変更することが出来ます
タブバーの文字色 同じくアクティブになった時のタブバーのタブの文字色です

3.14 キーボードのオプション設定


キーコード
ファンクションキーなどのキーコードを設定・編集・削除します

※2.29.0からリストを複数選択(ShiftやCtrlを押しながらクリック)して削除などが出来るように変更しました。また右クリックのポップアップメニューですべてをクリップボード経由(TAB区切りのテキスト)で更新などを追加しました
新規 新たに設定を追加します
編集 設定の変更を行います
削除 設定を削除します
Metaキー設定
Windowsで使用するAltキーをMetaキーとして使用できるように個別で設定します。ただしMetaキーのコードは、8ビットコードでは、無くキーコードの前にESCを追加するだけです

※2.20.0よりMetaキーの設定を1つでも行うとaltキーでメニューキーの動作をしないように変更しました。altキーでメニューを選択する場合は、ご注意ください
Assign Key String
参照:Ctrl+Vでペースト
KeyCode 設定できるキーを選択します
キーコード入力 対象キーを押すだけでキーコード名が入力されるようにします
Shift Ctrl Alt 同時に押すキーを選択します
CKM Legacy VT52
App
それぞれのモード時のコードを設定します
CKM DECCKM CSI ? 1 h/l
Legacy xterm互換 CSI ? 1060 h/l
VT52 DECANM CSI ? 2 h/l
App DECPAM/DECPNM ESC = / ESC >
Assign String "\xxx"にて制御文字を設定します(例ESC=\033)
スクロール機能として特殊文字が設定できます
$PRIOR ヒストリーを含めたスクロールアップ
$NEXT ヒストリーを含めたスクロールダウン

上記以外に$から始まる文字列(プルダウンで表示)でメニューのショートカットを指定できます。設定したショートカットは、メニューで確認できます
例 Alt+V=$EDIT_PASTE
コントロールコードの… ESC/TAB/BS/ENTERやCtrl+[A-Z]のコントロールコードを"\xxx"の文字列に変換してAssin Stringに挿入します

3.15 キーコードのオプション設定


Shift/Alt/Ctrlキーと同時にキーを押した場合にキーコードにパラメータを追加するように設定することができます
Pn 各キーは、下記のグループで管理されそれぞれにキー名を設定します
キー名は、Assign Key StringダイアログのKeyCodeで使用している名前です
1 modifyCursorKeys カーソルキー及びエディットキー
2 modifyFunctionKeys F1-F12のファンクションキー
3 modifyKeypadKeys NumLock時のテンキー
4 modifyOtherKeys Esc/Tab/Bs/Enterキー
5 modifyStringKeys 0-9/A-Zの文字キー
Ps 作成されるキーコードのフォーマットを指定します(Shift + ↑)
-1 追加しません CSI A / SS3 A
0 状態コードのみ追加 CSI 2 A / SS3 2 A
1 CSIでコード追加 CSI 2 A
2 パラメータ無しの場合に1を追加 CSI 1 ; 2 A
3 CSI >でコード追加 CSI > 1 ; 2 A
modifyKeysがメニューのショート... Shift/Alt/Ctrl + キーの組み合わせがキーコードの設定でメニューのショートカットして使用していた場合に優先するかどうかを指定します。チェックした場合には、ショートカットを行わずにキーコードを返します

※この設定は、CSI > Pn ; Ps m及びCSI > Pn nで動的に変化します

4.1 Tek40xx/41xxウィンドウ


ファイルメニュー
ファイルに保存 1024x768のGIF/JPEG/PNG/BMPのビットマップに変換して保存します。(W2k用バイナリでは、選択できません)
暫定的にベクトルイメージとしてDXF/TEKファイルに保存することもできます
閉じる 表示を閉じます(画面は、クリアされません)
編集メニュー
画面のクリア 画面をクリアします
Tek/VTモード切換 文字シーケンスをTekモードとVTモード(通常)に切り換えます
完全にTek41xxに対応していません。gnuplotを「set term tek410x」で使用できる程度の互換性しかありませんのでご注意ください

4.2 ReGIS/Sixelグラフィック・ウィンドウ


ファイルメニュー
ファイルに保存 1024x768のGIF/JPEG/PNG/BMPのビットマップに変換して保存します。(W2k用バイナリでは、選択できません)
閉じる 表示を閉じます
編集メニュー
コピー クリップボードに画像をコピーします
画面のクリア 画面をクリアします

※完全にReGISに対応できていません。ご注意ください。(Reportコマンドなどに対応していません)

gnuplotでは、「set term regis」で利用できます。RLogin上のReGISに最適化したgnuplot-4.4.1用のterm/regis.trmのパッチをこちらに置いておきます
regis.trm.patch
Netpbmなどのコンバーターを使用すれば画像が表示されます
jpegtopnm tiger.jpg | pnmquant 256 | ppmtosixel

※ppmtosixelは、C1制御文字のDCS($90)を使用しています。制御コードのオプション設定?8454のチェックを外して「?8454 C1制御文字を処理する」にしないと正しく動作しません。

libgdを使ったsixelコンバータのソースファイルです。sixel.tar.gz
sixel [-p MaxPalet] [-tf] [-w width] [-h height] <file name...>
-p MaxPalet 使用するパレット数
-t 随時パレット更新のフルカラーで出力します
※実験的要素が多い実装です
-f 1色だけ塗り潰しでサイズを小さくします
-w width 画像サイズを横サイズ指定で変更します
-h height 画像サイズを縦サイズ指定で変更します
<file name...> filename.[png|gif|jpg|bmp|six|pnm]

saitohaさんの作られたlibsixelの方が上記のコンバータより高機能で優れています
https://github.com/saitoha/libsixel

-fオプションの塗りつぶしでサイズを小さくは、arakikenさんの書かれた「libsixelによるSixel Graphicsへの変換処理について」の3(2)更なる最適化を参考に実装しました


gnuplot-4.6.0のterm/gd.trmに対するsixelパッチです
gnuplot-sixel.tar.gz

4.3 シリアルモニター


ポートの設定
ビット/秒 各種通信モードの設定を行います
適用 通信モードを変更します
※接続を閉じた時にその変更を保存するか確認します
ポートの状態
DCD RxD TxD GND
DSR CTS RI
COMポートの各信号線の状態を色で表示します(約1秒間隔)
緑:入力信号線がON
赤:出力信号線がON
灰:出力信号線をフロー制御で使用
黒:入出力信号線がOFF
DTR RTS DTRとRTSの出力を変更します
※フロー制御で使用している場合は、変更できません
グラフ 横軸:約180秒
縦軸:送受信データのバイト数(最大はビット/秒から計算)
緑:受信データ
赤:送信データ

グラフ上部にその時点での信号線・エラーの変化を表示
黄:DCD
紫:DSR
青:CTS
白:RI
赤:通信エラー
通信エラーの履歴
各種通信エラーがあった場合に記録されます
エラーをクリア すべてのエラー履歴をクリアします

4.4 トレースウィンドウ


ファイルメニュー
ファイルに保存 トレースログをファイルに保存します
閉じる ウィンドウを閉じます
編集メニュー
コピー トレースログをクリップボードにコピーします
画面のクリア トレースログをクリアします

コントロール文字やESCシーケンスなどのログを表示します

表示された項目を選択するとその時の画面を表示します。またカーソルキー(↑↓キー)の項目移動でそれぞれの制御文字の挙動を確認できます

*トレースバックして表示される画面は、完全にその時と同じに再現されない場合があります(画面サイズが違う場合、画面スタック操作、ウィンドウ設定、Tek/Sixel/ReGIS操作など)

4.5 コマンド・ヒストリーウィンドウ


iTerm2のShell Integrationをインストールするとコマンドのヒストリーを残すことが出来ます。また、そのコマンドの終了した時にスクロールしたりコマンドの再出力や実行時のカレントディレクトリを送信したり実行中のコマンドが終了した時にメッセージを表示します。コマンドウィンドウは、開いたエントリーにだけ送信しますが、ヒストリーウィンドウは、アクティブな接続に対してコマンド・ディレクトリ・クリップボードなどの履歴を送信します

ファイルメニュー
ファイルに保存 コマンドヒストリーをファイルに保存します
閉じる ウィンドウを閉じます
編集メニュー
コピー クリップボードにコピーします
画面のクリア コマンドヒストリーをクリアします

右クリックによるポップアップメニュー
スクロールモード 選択行のコマンドが終了した時の画面にスクロールするモードになります
コマンドを送信 選択行のコマンドを送信します
カレントディレ… 選択行のカレントディレクトリをシェルエスケープして送信します
コマンド終了… 実行中のコマンドが終了した時にポップアップメッセージを表示します

上記トレースウィンドウ・コマンドウィンドウ・ヒストリーウィンドウは、メニューの表示・ダイアログバーをチェックするとメインウィンドウにドッキングして表示します。さらにダイアログバーの左端をドラッグしてメインウィンドウの上下左右の任意位置にドッキングする場所を選択出来ます





4.6 ツールバーのカスタマイズ


ツールバーのカスタマイズ
メニューリスト メニューの一覧から追加したい物を選択して右のツールバーリストの追加したい場所にドラッグします
※ドロップダウンの始まり・終わりは、内部で区切り記号2つで管理しています。区切り記号との組み合わせで予期せぬ結果になりますのでご注意ください
ツールバーサイズ ツールバーのアイコンサイズを10x10~32x32で選びます
※2.23.8よりHiDPIの変更に追従するようにしました。サイズは、96dpiから換算されますのでご注意ください
ツールバーリスト 各ツールのドラッグで移動します。また右クリックで下記のポップアップメニューが表示されます
項目挿入 左のメニューリストで選択された物をその場所に追加します
項目削除 選択されたツールを削除します
アイコン設定 そのツールのアイコンとして画像ファイルを選択します
※画像フォーマットは、bmp jpg gif png などが使用可能です
※サイズは自動で拡大縮小しますが目安として上記ツールバーサイズです。また、ツールバーには3つ状態(通常、ホット、無効)を別画像で指定できますがイメージを横につなげて指定することが出来ます
例:16x16の場合48x16のサイズの画像で横16の3つのイメージで表します
※透明色としてR192,G192,B192を使用します
※画像ファイルの読み込みは起動時となりますのでご注意ください
初期化 ツールバーを初期状態に戻し設定されたアイコン画像をすべて解除します
ツール/サブツールバー 編集するツールバーを選択します

4.7 リソースをファイルに保存


Automatic Translation
Microsoft TranslatorMicrosoft Translator APIを使用して自動翻訳します。基本有料サービスですが無料の範囲で翻訳できると思います。また、有料ですがGoogle翻訳APIを使用するこができます。Client Idを空白にしてClient SecretにGoogle API Keyを設定してください。さらに2.25.1からGoogle App Scriptを作成してウェブアプリケーションのURLをClient Secretに設定すれば利用することもできます

参照:「RLoginの多言語化
Client Id アプリケーションの登録で指定したクライアントIDです
Client Secret 同じく「顧客の秘密」(直訳!)です
From/To Translator Language Codesの中から言語を選択します

Fromのデフォルトは、ja(日本語)ですが別言語のRLogin_rc.txtを読み込んで起動した場合は、その言語がFromになります
Start Transrate ある程度、時間のかかる処理になります(条件によります)
Save Resource 指定ファイルにリソースを書き出します

Loginのあるフォルダ/実行時の作業フォルダにRLogin_rc.txtを置くと起動時にダイヤログやメニューなどが読み込まれます

※2.25.1からリソースファイルの文字コードをOSの言語設定に依存しないようにUTF-8に変更しました。編集する場合にご注意ください

4.8 SFTPによるファイル転送


SFTP
コピー 左(ローカル)のみクリップボードにファイルのリストをコピーします
貼り付け クリップボード経由で貼り付けます
アップロード 左(ローカル)の指定されたファイルを右(サーバー)に転送(アップロード)します
ダウンロード 右(サーバー)の指定されたファイルを左(ローカル)に転送(ダウンロード)します
フォルダの作成 新しいフォルダを作成します
ファイルの削除 指定されたファイルを削除します(複数選択可能)
ファイル名の変更 指定されたファイルの名前を変更します
ファイル属性の変更 指定されたファイルの属性を変更します
ミラーアップロード 左(ローカル)から右(サーバー)に更新日時とサイズを比較して同一でない物のみ転送(アップロード)しローカルに無いファイルを削除します
ミラーダウンロード 右(サーバー)から左(ローカル)に更新日時とサイズを比較して同一でない物のみ転送(ダウンロード)しリモートに無いファイルを削除します
uid/gidを名称に変換 右(サーバー)のuid/gidを数値から名称に変換して表示します
ただし事前に/etc/passwd,/etc/groupを読み込むオーバーヘッドが生じますので条件によって表示が遅くなります
最新の情報に更新 最新のファイル情報に左右共に更新します
転送の中止 転送中のファイルを中断します

ファイルリストの中から右クリックでファイルを選択すると上記の操作メニューが表示されます。また、ファイルリストからファイルをドラック&ドロップするとアップ・ダウンロードされます

※2.19.8より左(ローカル)のみエクスプローラー経由のコピーや移動、開くなどの操作ができます。また右(リモート)でファイルをダブルクリックすると左(ローカル)にコピーしてから開くの動作を行うようにしました