オモリの重さ? | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
釣りを初めて最初に思うのは、浮き・オモリなどの種類と単位のややこしさです。なんとなく思うのは、純度の低い鉛で作られた1匁(3.75g)のオモリを1号と決めたような感じで、実際の海中での重さで既定しているわけでは、なさそうです。特にガン玉やジンタンの袋に記載されている「g」は、単に大気中の重量であって実際の海中での重量ではないので材質によってかなり相違があるように思います。手持ちのオモリの比重を計測し、さらに海水の比重を1.023g/cm3として計算してみました。(海中重量
= 空中重量 - 体積 x 海水比重)
手持ちの中通しウキについても水中重量を計測してみました。どうも品質管理は、真水の水中重量で行っているようで海中では、かなり差が出てしまうようです。「重いウキ=体積が大きい=海水での浮力が大きい=真水との差が大きい」?
雑感としては、オモリの場合、材質による比重の違いにより海中での重量が変化するが、元から比重の大きめの鉛を主材としているので体積が小さいオモリは、空中重量との差を気にする必要がない。計算したいなら1/10程、空中重量から引いた値が海中重量と思う程度で十分だと思いました。 ウキに関しては、「比重がかなり小さい=体積が大きい」ので海水の比重による影響がかなり大きいと思います。したがって汽水域などでは、浮力が下がり沈みやすいと思います。面白い対策としては、ウキと同じ体積の水中ウキ(オモリ)を使用すれば、海水の比重の変化に影響を受けない仕掛けになると思います。ただし河口などように上層部の塩分濃度が下がったような状態では、効果がありません・・・残念。 ウキメーカーの浮力設定については、「体積 x 海水比重」を考慮して「(海水比重 - 真水比重) x 体積 = (1.023 - 1.000) x 体積 = 0.023 x 体積」分、空中重量に加算する必要があるように思いました。実際の海での挙動では、潮流れの違いやらハリス、サルカンの有無などの違いによる余剰浮力をいくらに設定するかが個性のようですが、色々な重さ・浮力で統一するのが難しいようです。 |