8cmスピーカーを使ったエンクロージャー色々・・・
 小さな容量でバスレフを試してみました。1リットルで共振周波数を120Hz程度で作ってみましたが、まったく低音が鳴ってる気がしません・・・まぁそんなもんかって感じです。 現在は、ユニットも取り外してお蔵入りかな・・・

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 ベッドサイドにピッタリになるような大きさのバスレフです。そこそこ低音もボリュームがありまぁまぁの出来です。奥行きを狭くベッドに寝っ転がった時の耳の位置あたりにスピーカーを配置してあります。思った以上にベッドサイドに置くと低音が聞こえます。ベッドの背もたれや背中に音圧を感じるからかなぁ・・・?

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 低音増強を狙って2つのユニットを使用したバスレフです。効果は絶大でボコボコ鳴りますがちと品の無い低音です。現在は、事務所に置いていますが、置き場所的に背面45度のスピーカーがちょうどいい場所になっています・・・・

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 オークションでカット売りしていたのを買って組み立てました。MDF材を使った物で正確にカットされていて比較的簡単に組み上がりました。まぁ今まで試したバックロードの中では、一番いい感じな音が出ますが、やっぱりバックロードで好みが分かれる音がなりますね。それに置き場所、聴き場所をめちゃくちゃ選ぶエンクロージャーです。小さな板張りの部屋で鳴らすとすんばらしいですが大きな部屋では、すっこんすっこんな音になります。

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 FF85Kの取説に載っていた2ユニットを使用した大きなバックロードホーンです。作ってびっくりする程、すこすこの音になってしまいました。使用した材が悪いのか工作技術が悪いのか箱鳴りがすごかったです(明らかに強度不足のようでした)低音も思ったより出ず、がっかりしました。現在では、倉庫に眠ってます。

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 TQWTと言う共鳴管方式のエンクロージャーです。バックロードホーンと似ていますが方式としては、まったく異なります。想像以上に低音が出ました。思い切って12cmのユニットを取付けたのですが音が歪みっぽくってSA/LABのSA/80AMGって8cmにしたら結構、いい感じになりました。とっても8cmとは、思えない音です。低音の質的には、どわっとした重い感じですが、それが小さなユニットにピッタリでした。

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 FOSTEXの市販されている8cm用エンクロージャーE82です。リファレンス用に買ってみたのですが、ほとんど使用していません。色々なユニットを買った時にとりあえずこいつに取付けてどんな感じの音なのを試しています

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その他のエンクロージャー
 オリジナルの2Wayスピーカーです。FOSTEXのFT17H(ツイーター)とフルレンジのFF165Kを約5KHzでネットワークを組んでいます。FF165Kってめちゃくちゃ高域が派手で頭が痛かったのですがカットしてしまえば素直な音になしました。ちょっとチープな音がするFT17Hとの組み合わせですがそれなりに派手目な音が鳴り今どきのJ-POPでは、ちょうどいい感じです。

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 前にオーディオラックを作った時の余り部材で18mmの集成材があったので少し買い足して作りました。見た目は、木目がさすがに綺麗です。現在は、FX120とFT207Dとの2Wayでクロスオーバーを3.5KHzで組んであります。FX120単体だど高域での指向性がおもしろくないのでばっさりとカットしてみましたが、音質的には、FT207Dの高域の音よりFX120の方がいい感じだったです・・・真正面でのシャカシャカ感さえなければフルレンジ一発で十分だったかな。

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カーステ用の同軸スピーカーが余ったのでちょっと変わったのを作ってみました。狙いはショートホーンでイメージはAUTOGRAPなんですが全然違う構成です。しかし結構いい音になったと思い事務所で常用しています。勝手な思い込みで作るといい音に感じますね。

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 長岡大先生のD-118です。まだ組み立ての予定すらありませんが、将来は、下記のD-37,D-58のうち1つは、試してみたいエンクロージャーです。ネット上での評判は、小さなユニット(10cm)なので迫力に欠けるようです。たぶん手持ちの8cmと同じような傾向の音だと思うんですが・・・・どうなんでしょ?

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 同じく長岡大先生のD-37です。16cmのユニット用に下記のD-58をモデファイされたようですがこちらの方が現実的な大きさ、重さのようです。と言っても普通の家に置くには、ずいぶんな大きさになるでしょうね・・・

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 長岡大先生のD-58ESです。ユニットが多少変化されていてES付のバージョンです。現在フォステックスで売られているFE208EΣには、この大きさでいけるんじゃないかなぁ・・しっかし21mmの合板を8枚も使ってのが世にも恐ろしい大きさ、重さになるようです。体力に自信がなければ一人では、組み立てられない品物のようでちょっと現実から逃げたくなったら組み立ててみようかなぁ・・・なはは

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ユニット覚え書き・・・
FOSTEX
FE83E
 最初、聴いた時の印象がしっとりとした派手さの無いユニットって感じでした。インパクトに欠けますが、まぁ無難なユニットでしょう・・・バスレフでもバックロードでもそれなりに鳴りますが、量感がありませんので小さな部屋でしみじみ鳴らすのが吉かな?
FOSTEX
FE87E
 FE83Eと見た目に似ていますが防磁型のユニットです。こいつの方がFE83Eより高音が出るんじゃないかなぁ、ベットサイドバスレフで使用していますが、とっても落ち着いたいい音です。JAZZを聴くには、一番いい感じかも・・・
FOSTEX
FF85K
 まぁ賛否の分かれる個性的なユニットです。今どきと言ったらそうなのかもしれませんが高域がパシャパシャ鳴ります。中域の濁った感じが気になりますが、派手にチャカチャカ鳴らすには、ピッタリです。バスレフでは、あまり低音が出ませんでしたので、現在8cmバックロードに取付けて高速な低音?が鳴ってます。
SA/LAB
SA/80AMG
 まぁよくできたユニットです。高域もしっかり出るし低域もたっぷりって感じでラウドネスONって感じかなぁ・・・現在は、TQWTエンクロージャーで元気に鳴っております。思ったより広い場所でもそれなりに鳴ってくれるようなのでとても8cmとは、思えない品です。
FOSTEX
FX120
 思ったより高域が派手な12cm物でした。それでもFF165Kのようなピークもなくストレートな感じですが、フルレンジの為なのか高域での方向性がかなり出ます。ちょっと場所を横にするよさっぱり高域が聞こえません。まぁエージングを行えば、高域も落ち着くと思うんですがJAZZを聴くには、シャラシャラやかましい感じです。
FOSTEX
FF165K
 FF85Kの16cm版なんですが、すんげい高域を放出してめちゃ派手な音です。低域も16cmもあったら十分出るようです。まぁ5KHzほどにあるピークが特徴のようで女性ボーカルものは、高い声になって気持ちよく抜けます。
FOSTEX
FT17H
 キンキンなるツィーターです。抑えて使ってもなぜか気になる程の音圧があります。上のFF165Kとの2Wayで使っているのですが、そりゃ派手な音です。高域がたっぷり出過ぎるからかなんかチープな感じがします。
FOSTEX
FT207D
 ドーム型のツィーターです。中央のセンターキャップが透明のフィルムで若干、見た目に安っぽいですが音は、素直じゃないかな。若干高域がうるさい感じがありますが、指向性などは、問題なし。もうすこし落ち着いた音になって欲しいってとこかなぁ・・・

2Wayネットワークの計算
ウーファー ツィーター
L(mH)
C(uF)
Re(Ω)
Le(mH) -
SPL(dB)
R1(Ω) -
R2(Ω) -
R3(Ω) -
C3(uF) -
d(cm) -

クロスオーバー周波数からLCを計算する
fo(Hz) 6dB/oct
12dB/oct(-)
12dB/oct
18db/oct
24dB/oct
Zが16Ωの時の周波数からLeを計算する
f(Hz)
Attの減衰量からR1/R2を計算する
Att(dB)


ウーファーの音圧レベル(dB) ツィーターの音圧レベル(dB)
ウーファーの位相回転 (θ) ツィーターの位相回転 (θ)
正接続の合成音圧レベル(dB) 逆接続の合成音圧レベル(dB)
ウーファーのインピーダンス(Ω) ウーファーの補正後インピーダンス(Ω)
計算式の表示

 ネットワークの計算を行うには、まずウーファーの直流抵抗値Re(Ω)を設定します。次にインピーダンスLe(mH)を設定します。このLeによりLPFの特性がゆがみますのでウーファーの周波数特性グラフのインピーダンス特性から16Ωになる周波数f(Hz)より計算しクロスオーバー周波数付近で近い値(グラフの薄青線)になるように調整します。この時にR3/C3のインピーダンス補正の理想値も設定されますので適当に数値を変更してグラフのオレンジ線がまっすぐになるようにR3/C3の値を調整してください。

 次にスピーカーの音圧SPL(dB)を設定します。これは、スピーカーの能率を示す値でウーファーとツィーターの差がアッテネーターの減衰量Att(dB)になります。この計算では、ツィーターにのみアッテネーターを設定していますので必ずウーファーよりツィーターの方のSPLが同じもしくわ大きいことが条件になります。ツィーターのSPLからウーファーのSPLを引いた値をAttに設定して計算しまずR1をE12系列の抵抗値で設定しR2を細かく並列の合成抵抗で計算するのが無難です。あまり厳密に減衰量を設定する必要は、ありませんがどうしても合わない場合は、可変式アッテネーターを使ったほうが後で調整できるので便利です。

 そしてクロスオーバー周波数fo(Hz)からLCを計算しウーファー、ツィーターそれぞれのLCを市販されているオーディオ用コイル・コンデンサーの一覧から近い値のコイルL(mH)を設定します。同じようにC(uF)も選びグラフの黄色の線が直線になるように調整します。微調整には、C(uF)を並列接続した合成値(単純に足した値)が簡単でしょう。これも厳密に調整する必要は、ありません。それぞれのユニットの周波数特性を加味しながら気持ちで設定するのが良いと思います。また、様々なフィルターで試せるようにfo(Hz)からの計算に6dB,12dB,18dB,24dB/octの場合の計算が出来るようにしてあります。それぞれ一長一短があるようですが、部品点数が増えると値を厳密に合わせる必要があるようで大変です。

 ウーファーのインピーダンス補正は、クロスオーバー周波数付近のインピーダンス上昇が大きい場合は、必要だと思いますが音質面では、あまり好まれていないようです。また、Le(Ω)の決定方法に相当な誤差がありますので実測しない限り難しいようです。時間的な変化(エージング期間?)なども考慮したほうが良さそうな部分ですので、どうしてもウーファーの高域での上昇が治まらない場合は、R3/C3による補正を考えてみるのが良いと思います。

 ツィーターの接続を正・逆(+-を変える)どちらが良いかは、ケースバイケースのようです。計算上では、ウーファーとツィーターとの距離d(cm)を変化させるとそれなりにシミュレートしますがあくまで参考程度に考えて実測・視聴で決定されるのが良いかと思います。クロスオーバー周波数付近でディップが出るようなら接続を反転させるのも1つの手です。

 以下に実際に制作した例とこんな感じと思う組み合わせの例を示します。「変数をセットする」をクリックするとその時の値を設定してグラフを再表示します。僕の感覚では、下手にウーファーを使用するよりフルレンジをウーファー的に利用するほうが2Wayには、適していると思います。ウーファー専用のユニットを使用する場合は、ツィーターがかなり低い周波数まで対応しなければならないのでしょう。
実施例1
FF165K FT17H


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L 0.5 0.3
C 4.7 2.2
Re 7.4 8
Le 0.113 -
SPL 94 98.5
R1 - 3.3
R2 - 12
R3 - -
C3 - -
fo 5000
f 20000
Att 4.5
実施例2
FX120 FT207D


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周波数特性はこちら
L 0.68 0.39
C 5.6 3.3
Re 7.3 8
Le 0.324 -
SPL 89 90
R1 - 1.0
R2 - 56
R3 7.5 -
C3 5.6 -
fo 3500
f 7000
Att 1
設定例1
FW137 FT28D FOSTEX
FW137+FT28D
L 1.2 0.68
C 10 5.6
Re 7.4 8
Le 1.129 -
SPL 87 90
R1 - 2.2
R2 - 22
R3 7.5 -
C3 22 -
fo 2000
f 2000
Att 2.8
設定例2
FW208N FT48D FOSTEX
FW208N+FT48D
L 1.8 1.5
C 22 10
Re 5.8 8
Le 1.187 -
SPL 90 93
R1 - 2.2
R2 - 22
R3 5.6 -
C3 33 -
fo 1000
f 2000
Att 3

TQWTエンクロージャーの設計
狭幅St(mm)
広幅Sm(mm)
共振周波数(Hz)

板厚15mmとして
狭幅によりユニット取付け位置
広幅により箱の奥行き
共振周波数により箱の高さ
が算出されます。
mm
mm
mm
mm mm
mm

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